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大学発のイノベーションを創出するファンドが誕生!ともに成長するスタートアップメンバーを募集!

QBキャピタル合同会社

▼立ち上がりから共に仕事を。

福岡市早良区、百道浜は福岡市の沿岸部でもごく新しい埋め立て地。この一帯の本格的な開発が始まったのは1990年代前半で福岡タワー、福岡市博物館、そして福岡ソフトバンクホークスの本拠地・福岡ヤフオク!ドームがあります。

そして市博物館の隣にある福岡ソフトリサーチパーク・福岡SRPセンタービルにあるのが今回の取材先である、QBキャピタル合同会社です。
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「2015年8月末を目標にQB第一号ファンドを設立予定です。これは九州の大学発ベンチャーの創出を支援するためのファンドで、バイオ、医療機器、ナノテクノロジー、情報通信、デジタルコンテンツなどのジャンルの新事業の創業を目指します」と話すのは代表社員の坂本剛さん。

現在QBキャピタルのオフィスに常駐しているのは坂本さんお一人、オフィスには設立祝いの花がたくさん飾られていました。

「お祝いいただくのは大変ありがたいんですが、だんだんオフィスなのか植物園なのかという感じになってきまして(笑)」
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ファンドの運営会社としてのQBキャピタル合同会社は立ち上がりましたが、ファンドの運営自体はまだこれから。スタートアップを共にしてくれる社員を募集します。

▼他にはないファンドとは

「ファンドというのは、未公開のベンチャー企業に投資するものです。QB第一号ファンドは、九州地域の大学の研究成果の事業化プロジェクトや大学発ベンチャーを発掘して投資を行います。出資していただいたお金をどこにいくら投資するかを、わたしたちQBキャピタル合同会社が決定します。QBキャピタル合同会社への主な出資元は西日本シティ銀行と九州大学が株主の特定関連会社・産学連携機構九州。投資をして創業が成功すれば、雇用も生まれるし新しい経済の流れも生まれる。それを目指してやっていきます。ベンチャーキャピタル(VC)は、福岡にもいくつかありますが、ほとんど銀行系の会社です。
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わたしたちのように、大学発ベンチャーに特化しているファンドは、九州はもちろん中四国を含めてありません。そこで、僕らと一緒に大学の先生や学生さんたちとコミュニケーションを通して事業化できる技術や研究を発見し、投資を行い、事業の立ち上げとその後の運営サポートまで行う人材を求めています。投資先と一緒に汗をかいて、ハンズオン支援をやっていくのです」。

▼厳しい条件だからこそ良い人と。

先ほど、福岡にはわたしたちのような仕事をしている会社がないという話をしました。ということは、福岡には求めるキャリアを持っている人がいないということです。もちろんポテンシャルを持っている方はおられるでしょうが、即戦力として一緒に働いていただける方はいないでしょう。イメージとしては外資系のコンサル出身の方、投資経験のある方。直接投資の経験がなくても、大手商社や事業会社で新規事業立ち上げの経験がある方。あとはバイオ、医療機器、ナノテクノロジーなどの知識教養がある方。具体的には修士ではなくとも、理学部、薬学部など学部レベルの経験でいいからこのあたりの分野に勘が働く人ですね。……この条件をすべて満たしてくれるのが一番ですが、さすがにそんな人はめったにいないでしょうから。Iターンは難しいかもしれませんが、もともと九州の大学を出て、就職は東京で……というキャリアパスを選んだ方のUターンがあるのが最適かなと思います」。
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‐なるほど。大卒で九州を離れて、東京で経験を積んだ方ということですね?

「そうですね。たとえば九州大学は、他の旧帝大の大学と比べても地元九州の高校から進学してくる人が多い。つまり地元に縁がある人が多いのですが、就職では6~7割の人が九州を離れて東京や海外に行ってしまう。特に工学系や理学系の方に多いですね。これは九州に、彼らを受け入れられる仕事がないからです。“いい仕事があれば残りたい”という方も多いんですが、たとえ素晴らしい技術を持っている会社であってもBtoBの企業で情報発信力が弱く、なかなかよいジョブマッチングを実現できない。これはUターンしようという人にとっても同じで、九州に戻るとしてどうしても報酬は下がるでしょうが、それを埋め合わせるだけのやりがいや仕事の内容がどうなのか、わからないということが多いですね。そういう状況を、わたしたちのファンドの活動を通じて変えていくことができればと考えています」。

-では、銀行や金融機関で融資業務を担当していた方も対象でしょうか?

「いや、そこはあまりイメージしていませんね。経営の数字を見るよりも、研究している技術の可能性や、起業家としてのポテンシャルを見られる人が欲しい。となると、普通の金融機関の方が行うような、過去の実績を元に判断する融資審査よりも、未来の可能性に投資したい。金融機関での経験よりも、商社や事業会社で新規事業の立ち上げをした経験が欲しい、というのはそういうことですね。本人や会社がリスクを取って投資をし、事業を成功させた経験がある人です。
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最終的には、コミュニケーション能力が必要になってくると思いますね。大学の研究室を回って教授や学生さんたちとコミュニケーションをとりながら、将来的に事業になり得る研究を引き出せる人。大学の先生たちと仲よくなって悩みを相談されるような間柄になることですね。先生が本当にビジネスとしてやりたがっているのか、補助金をもらうためにやろうとしているだけなのかの見極めをつけたりね。相手の話を聞いて整理して、理解できる人が必要です。財務諸表を読む、といっても結局は足し算引き算ですから、勉強すればできるようになりますしね。
ベンチャー企業が相手ですから、どうしても失敗することはあると思うんですよ。それでも失敗から成功を導ける学習能力のある人、無から有を生み出せる人がいいと思います。男女もまったく問いません。条件はこれだけ厳しいわけですから、今回の募集人数は一人。選りすぐりの方を採用したいですね」

‐年齢的には、どれくらいを想定していますでしょうか。

「そうですね、わたしが48歳ですから、40代や50代の方はあまり考えていません。わたしたちが指導しながら一緒にやっていければと思っていますから、20代後半から30代前半くらい、ひと世代下を考えています。アソシエイトクラス、若手でインキュベーションを担当できる人ですね」
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‐採用された場合に担当する業務は、どのようなものになるでしょうか。

「繰り返しになりますが、研究室からビジネスが生まれる前の種の段階から一緒に考えて行動し、投資を行い、立ち上がった後もしっかり支援をしていく。ただ投資先を見つけてお金を出して終わり、ではなくて、投資をしたところがスタートです。一緒に隣を伴走しながらやっていく。そういう仕事をしてもらいたいですね」

会社名
QBキャピタル合同会社
募集期間
~8月18日(火)
採用人数
1名
募集職種
投資事業および経営コンサルティング
雇用形態
正社員
勤務地
福岡県福岡市早良区百道浜2‐1‐22 SRPビル706
勤務時間
8時間/日(基本的に裁量労働制です)
給与
経験により優遇(年俸制)
福利厚生
賞与あり
交通費あり
各種社会保険完備
休日休暇
週休2日制
仕事内容
投資や事業運営サポート
応募資格
大学卒業以上(理系学部卒業が望ましい)
選考プロセス
STEP-1.本サイトへお申込み
STEP-2.書類選考
STEP-3.面接
備考
募集終了しました

この記事を書いた人

深水 央
福岡県出身。 1998年から、フリーランスのライター/エディターとして活動中。2015年3月に、東京から糸島市に移住。執筆するジャンルは幅広く、「ゆりかごから墓場まで」をカバーする。趣味はサッカー、野球等のスポーツ観戦。最近は糸島を自転車でIngressして回る日々。