求人 – 飛梅(トビウメ) https://www.tobiume.org 福岡移住計画が運営する福岡の求人、仕事探し情報ポータルサイト Fri, 19 May 2017 08:43:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.7.5 ぼくら(福岡移住計画)を支える縁の下の力持ち、海辺のオフィスで経理&シェアオフィス管理のアシスタントを募集! https://www.tobiume.org/3050 Mon, 17 Apr 2017 07:08:15 +0000 https://www.tobiume.org/?p=3050 ◎土台を守る

私たち「福岡移住計画」のベースである(株)スマートデザインアソシエーションは、東京下北沢で創業し今年で14年目のWeb制作・マーケティング企業です。昨年には登記も福岡市へと移し、今ではITまわりの業務に加え、福岡移住計画、さらにはシェアオフィス事業をはじめとした有休不動産の活用と、各分野の運営を少人数体制で進めてきました。

今回はそれらの事業進めるにあたり、会社としての土台を守る重要なポジションである経理業務アシスタントを募集します。
職場は運営拠点でもある、福岡市西区今宿の海辺のシェアオフィス『SALT』。天神から地下鉄直結のJR今宿駅から海に向かって徒歩5分。対岸に能古島を臨む穏やかな海を目の前に、潮風と波音を感じながら働けるオフィスです。

※シェアオフィスSALT

募集する仕事内容と会社自体については、経理の小渕と、各運営拠点をまとめるマネージャーの池松に話を聞いてきましたので、是非ご覧ください。

−今回の募集は経理アシスタントですが、どのようなお仕事でしょうか?

小渕:「私自身は会社立ち上げの時から経理、労務、総務…事務部門をやってきました。東京下北沢時代は、一般事務のアシスタントがいて二人体制でやっていましたが、福岡に移転してきてからはリスタートということもあり、一人で全てを担当していました。ですがシェアオフィスもその入居者もそして社員数も増えてきて、手が足りなくなってきていている状況です。なので会社として次のステップに進むためにも再び二人体制でやっていければと思っています」

小渕:「職種としては経理補助兼シェアオフィス管理のアシスタントです。月中や月末の請求書作りが忙しい時は経理補助を、落ち着いている時はシェアオフィスのサポートをしてほしいです。清掃、備品交換、出張の航空券の手配…細かいところを補っていただける方に入っていただきたいと思っています。職場自体はここ今宿の『SALT』ですが、たまに糸島拠点の『ライズアップケヤ』へ経費の受け渡しに行ってもらったり、『HOOD天神』に片付けに行ってもらったりすることもあると思います。他は郵便局へ税金を払いに行ってもらったりもするのでフットワークが軽くて、できれば運転ができると良いですね」


※ライズアップケヤでのイベント・企業研修の様子

−経理ならではの多岐にわたる業務ですね。応募者に求めるスキル等はありますか?

小渕:「今回は正社員雇用ではないので特に応募資格はないですが、簿記資格をお持ちであればありがたいなーというぐらい。それよりも人柄が大切ですね。経理は縁の下の力持ち的な立場です。前に出ることはない地味なイメージのある仕事ですが、それだけでなく、各拠点でイベントをすることもあるので、コツコツと積み重ねることが好きということに加え、色々なことをすることに楽しみを見つけられる方、臨機応変に柔軟に対応できる方が良いと思っています」

−臨機応変ということですが、小渕さんの場合はどのようなスケジュール感でお仕事されているのでしょうか?

小渕:「私の場合は子育て中なので、子どもを送ってから9時前に出勤して、子供が帰ってくる14時半前に帰宅します。朝、出勤したらその日やることを確認して、仕事に取り掛かります。今しかできない子育てを妥協したくないので短時間勤務です。こういう個々人の事情は会社としても優先事項として大事にしている部分なので、子育てしながら働きたい方でも勤務スタイルは合うのかなと思います。子育て中のママさんや主婦の方でクリエイティブな仕事をしてみたい方や事務経験があってまた力を生かしたい方など歓迎です」

−数字の面から会社を見ている小渕さん。今、行っている新たな取り組みやこれから取り組みたいことはありますか?

小渕:「これまでシェアオフィス入居者への請求などは、アナログな方法でやってきました。今、ITチームのスタッフがシステムを作り直していて、システム管理を整えている真っ最中です。もっとスムーズにデータが見れるようになるといいなと思っています。あとは、社員の人数も増えてきて、みんな毎日必死に満身創痍でやってくれているので、働く環境を整備したいです。みんながもっと力を注げるように事務の方でできることをやって支えていきたい思っています。今の働き方に合った就業規則の作り直しもしたいですね。休暇、福利厚生なども良くしていきたいので、事務の方が入られたらそのあたりのこともやっていきたいです」

◎仕事≦家族

ここで、コミュニティマネージャーの池松さんにもお話をお伺いしました。

−池松さんから見て、どんな方に来ていただきたいですか?

池松:「今は、シェアオフィスのライトの交換などといった細かい場の整備や、契約の管理登録や経費の徴収などもやっています。入居契約時の面談や入居者とのコミュニケーション、企画などを通して、場を俯瞰的に見ていきたいと思っているのですが、どうしても細々したことに手を取られてしまいます。細やかなことをお願いできると嬉しいです。経理業務に加え、拠点の女将さんのような…ちょっとしたことに気がつける方が良いですね。

小渕:「比率は、事務作業7、シェアオフィスの運営が3という感じですかね」

−会社でのやりがいや嬉しかったことはありますか?

池松:「会社として、まずは“家族のことを優先に”という考えがあります。僕自身子どもが生まれたりして家族を優先したい時でも、柔軟に働かせてもらって助かっています。あとは、時代を先取りして作っていくことを福岡から発信できたり、『福岡移住計画』という看板で普段会えない人にも会えることかな。

※新しい入居者との面談

小渕:「私は前に出ることが苦手で、経理が大好きなんです。経理は数字から会社の発展が見えて面白いです。事業の思いもよらない動きが数字に出るんです。経理としてのやりがいはあると思います。あとは、代表の須賀がずっと言っていることは、“社員の家族含めみんなを幸せにしたい”ということ。家族を大切にできる会社だと思います。

池松:「“子どもはみんなで育てよう”が須賀の口癖(笑)」

小渕:「あと“村にしよう”って(笑)。なので経理アシスタントの方も子どもがいてもみんな理解があるので、気兼ねなく働きやすいと思います」

−経理の立場で女性一人で地固めをしてきた小渕さんから見て、会社をまとめる大変さはありますか?

小渕:「全然まとめられてないけど(笑)。ルールもあってないような感じ。飛んでくる用件を拾っていかないといけないので拾い漏れがないようにとは思っています。動く社員が優先。“こうしてください、ああしてください”と言いたくないので、アシスタントの方とは一緒に拾いながら前に出る社員が働きやすい、暮らしやすいようルール化して、協力体制ができたらいいなと思っています。この春から女性社員も加わりましたが、いままで女性一人で寂しかったので(笑)。女性が入って来てくれると雰囲気が変わると思います。ふんわりでいながらも真面目な方が良いですね。今回の募集の主な業務は請求処理などの細かい数字も扱う仕事です。集中して正確にできるのが基本ですね」

−最後に応募される方へメッセージをお願いします。

小渕:「パートだと仕事の内容は諦めて時間内でできることを探そうという人もいるかもしれません。そうじゃなくって、地味な仕事が基本だけれど、普通じゃ味わえないこともできる仕事なので、私たちと一緒に楽しめる方に来ていただきたいです」

※SDAメンバー(一部)

会社としては「社員とその家族をみんなを幸せにしたい」という想いのもと、事業を進めております。単なる経理ではない面白い経験ができると思います!縁の下の力持ちとして私たちの家族の一員になりませんか?
是非ご応募をお待ちしています!

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福岡全域が舞台。地域の魅力を発見・発掘・発信!仕掛け人を募集します。 https://www.tobiume.org/3029 Fri, 31 Mar 2017 10:29:49 +0000 https://www.tobiume.org/?p=3029 ◎HPリニューアル

ただいま『福岡移住計画』はHPリニューアルに向け作業を進めております。
先駆けて年明け早々にアンケート調査を実施致しました。たくさんのご意見ご要望、そして何より多かった応援のお言葉。誠にありがとうございます。
いただいたものを参考に、よりパワーアップしていきたいと思います。

※現在のHP(https://fukuoka-ijyu.jp)

今回はそのリニューアルにおけるコンテンツ充実のために、地域の魅力を発見・発掘・発信する仕掛け人を募集します。

職種で言うとライターになりますが、ライターという言葉だけでは収まらないのが今回募集する人材になります。

福岡移住計画で取り上げるコンテンツは取材に伺って記事にすることが多いですが、現状関わっていただいているライターの所在地が福岡市近郊であったり、私たちの拠点も福岡市や糸島市であるため、入ってくる情報量に若干の偏りが出てきています。福岡県ならびに九州全域を視野に入れて考えると、どうしても手が足りていない状況です。
そこで自らが主体となって地域の情報発見し、記事化していただける方を募集します。最終的な目標としては福岡県下の各市町村もしくはエリア毎にに1,2名は関わっていただける方が欲しいと考えています。

◎その地域にいるからこそ知っているコアな情報を掘り起こし

特に地方となると圧倒的に“発信する人”が足りていないように感じます。注目される地域というのは、“発信する人”がその地域に入って発信し続けています。(他にも要因はあります)
しかし発信したとしてもまだまだ届いていないというのも現状としてあるかと思います。そのためこの機会に私たちのサイトをいい意味で活用していただければと思います。
※このサイトもまだまだ発信力は低いですがご一緒に成長できれば嬉しいです。

まちのコアな情報というのは、その地域にいるからこそ知り得るものだと思います。地元の方にとっては当たり前の情報でも、外から見たらすごく貴重な情報だったり、その情報がきっかけで注目されることもあります。そのきっかけを作り出す(仕掛ける)お仕事の募集になります。

◎量より質を重視

コンテンツ充実のために関わっていただける方を多く募集しますが、そのことにより記事も増えます。しかし記事を大量に増やしPV数だけを追うことはしません。
重要なのは量より質と考えます。
ビジネス的に考えると記事を大量に増やしPVが増えれば広告収入も増えますが、私たちは目先のお金を目的としたメディア運営ということは考えておりません。
濃い情報により福岡での暮らしを考えている方(すでに住んでいる方も含む)の何かしらのヒントになり、さらにこれまで知られていない情報を発信することで少しでも地域に目が行き、そこに住んでいる地元の方々のお役にも立てればと思っております。
「まち=そこに住んでいる人、これから住む人」が活き活きとなれば、私たちもそれ自体が嬉しいです。

お仕事の流れとしては私たち(運営)よりお願いして、予め決められた取材先へ一緒に行っていただく形態もありますが、逆に私たち(運営)への提案もお願いできればと思います。例えば、ご自分の住んでいる地域にコミュニティのハブになっているようなお店があり、そこを取材したいということであれば、私たち(運営)にご提案ください。確認後すり合わせをして取材という流れになります。
そのため受け身ではなく提案型のライターと言った方がいいかもしれません。
今回は正社員やアルバイトという雇用ではなく外部パートナーとして関わっていただける方の募集となりますので、必ずしも決まった数の案件を保証するものではありません。先述のように提案型で積極的に関わっていただける方を募集します。
いろいろな現場や人と触れ合うことが多いため、とても楽しいかと思います。(たまに飲み会にお招きいただいたりw)


さらに今後にはなりますが、福岡移住計画ではEC(オンラインショップ)サービスを展開予定です。
そのため後々は地域の良いものを見極めるバイヤーとしても動いていただくことになります。ECの打ち出し方も作り手の想いをしっかり伝えるサービスを考えておりますので、そこでもライティングの業務が発生します。

業務は発見・発掘・発見と多岐に渡りますが、まだまだ隠れた福岡の魅力を全国ないし世界にも目を向け発信できればと思います。

※選考プロセスに「面談」とありますが、そんな堅苦しいものではなく、ご応募いただく方がおすすめするお店でランチもいいなと思っています。

是非、私たちとご一緒いただける方のご応募をお待ちしております。

※ちなみに福岡移住計画のライターに書いて欲しいという依頼をいただくことや、私たちが制作してるWebサイトでもライティングをお願いすることもあります。

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天然染めに魅せられた宝島染工で「面白い!」と出会ってくれる職人候補を募集! https://www.tobiume.org/3007 Tue, 21 Mar 2017 03:52:27 +0000 https://www.tobiume.org/?p=3007 筑後平野のほぼ中央にある大木町。日本屈指のクリーク地帯に挙げられているこの町は、面積の約14%を占める掘割が、町内の至るところに張り巡らされています。水の豊かなこの町で、今では珍しい「天然染め」に取り組む工房があります。『宝島染工』です。代表の大籠千春さんが人材を募集していると耳にし、お話をうかがいに大木町を訪れました。

◎作品ではなく、商品としての天然染めを

福岡県大木町で生まれ育った大籠さん、10代の頃、グラフィックに興味を持ち、その後、短大で染色の面白さに出会い、卒業後は、朝倉市秋月で本藍を扱う天然染めの工房に就職されたとのことです。

−若い頃に工房を立ち上げておられますね。経緯を教えていただいてもいいですか?

「短大を卒業という頃になって、さてどこに就職しようかとなりますよね。染めの仕事というと、京都が代表的な産地で、京都の衣料関係というと和服なんですね。そこは、いわゆるピラミッド的な仕事のやり方なんです。中ではきっちりとした縦割りがされていて。例えば反物の検品をずっと何年もされている方もおられるような、そういう世界です。それで、自分の気持ちを振り返った時、私自身の『作りたい』という気持ちとは違うかなと思ったんですね。価格帯をとっても、和服そのものがハイエンドに近すぎるというか。現実的に色々な人に手にとってもらえる価格帯ではないので、もっと普段使い出来るようなものを作っているところへ行きたいと思って、探しました。そうしたら、九州にもいくつかあって、その中でオリジナルの服の製造・販売をする朝倉・秋月の会社にご縁があって就職して、そこで約4年、草木や藍を使った染めに携わりました。それから福岡市内で型染めの工房へ移って、ここでは約5年です。この工房では、山笠の法被や店舗ののれん、珍しいところでは博多座の幕なども扱っていました。ちなみに、大量注文が入る事などもあり、この工房では化学染料も。この頃に、デザイン関係や建築、自治体関連の方々とも仕事するようになったんですね。私がこうしたところで染めに携わっていた20代の頃が、丁度バブル崩壊の後たったんです。九州に点々と在った染めの工房でも、いくつかの工房が閉じたり、立ち行かなくなっていた時期でした。そんな中で、近くにある工房が、後継者不在をきっかけに閉じるという話を聴きまして。それがきっかけかな。このままだと生産者や作り手がやせていくし、減っていくだけだと思って、じゃあ自分がやろうと思ったんですね」

−ここまでが2001年の工房立上前夜まで、ですね。手作業のみで天然染料を使ったOEM生産*という形はこの頃からですか?
*OEM生産・・・委託者のブランドで製品を生産すること、または生産するメーカのこと。

「はい。でも、はじめた頃は、何をやっているのかわからないくらい色々とっ散らかってしまって、わけがわからない状態でした。1人で始めたし、本当にわけがわからなかった。それでも、独立前からお世話になっていたアパレルオーナーの方に相談にのっていただいたりしながら、やりたい事・やらなければいけない事っていうのは自分なりに考えていたんです。国内でこういう仕事を残していきたい。専門性がある人が、それらの仕事が出来るようにしていきたい。それには、作品じゃなくて商品という形で流通させていかなければいけないし、色々な人が手にとれる価格帯にしていきたい。はじめたころは本当にいっぱいいっぱいだったんですが、ここ最近はようやく仕事のなりたちがクリアになってきたし、整理出来てきたように思います。今は約30社とお取引させていただいていて、そのうちの8割位がアパレル関係です。珍しいところでは、木工や皮へ染めの注文をいただいたりする事もありますよ」

◎作り手としての「肝」

−作り手として、ここは大切だと思っている事、ありますか?

「私は、“天然染めだからエコ”で押すのはすごくグレーな事だと思っています。まず目で訴えかけて綺麗と感じてもらって、そこから“天然染めだったのね、この値段だったら買えるわね、買おう!”というのが普通に手にとってくれる方たちの普通の流れだと思うんです。そこが、順番が逆になってしまって頭でっかちになってしまうのは、ちょっと違うかなと思っています」

「その上で、どこまでやるのかというのは作り手側に委ねられていて、作ることと捨てることはイコールだから、どこを基準にするか、なのかなと。確かに、染める段階で強い化学薬品を使えば、排水処理にも強い溶剤を使わなくちゃいけないし、水ももっともっと必要になるし、費用も環境への負荷もかかります。でも、天然染めでも排水が出る事は一緒なんですよね。だからグレーなんです。うちの工房で使う水の量については、一旦調べて、高低差を付けて区画を分けた貯水升を設置しました。高低差を利用して、自然と上澄みだけが次の枡へ流れていって、沈殿した色素がたまったら、業者さんを呼んでくみ上げてもらう方式です。これらを理解した上で、お声がけいただけるのは、ありがたいですね」

「それと、日本の衣料産業全体に言えることですが、やせていっています。携わる人も減ってきています。30~40代がガクンと減っていて、6~70代の方々の技術は今は20代に引き継がれようとしている時代です。やっぱりすそ野を広げなくては厳しいです。産業として成立させるためにも、普通の皆さんの手に届くように作品ではなく商品を出して行こうと思っています。ここ数年、オリジナルを作品としてでなく商品として出しているのは、『良い商品』をわかりやすい形で提案していきたいなと感じているからです。染めというのは商品の構成要素の中では1~2割ですし、天然染めは作り手によって出せる色が違います。そういう事も、オリジナル商品を通じて知ってほしいと思っています」

−では最後に、今回の求人でどんな方に出会いたいと思っていらっしゃいますか?

「今回はベテランの方が今後辞める事に伴う欠員補充なのですが、数年前に比べると、業務のバリエーションが格段に増えています。染色作業だけに関わらず、染め上がり後の検品、出荷業務、不定期ですがイベント開催など色々な仕事があります。宝島染工の仕事を面白いと思ってくれる方、ポジティブで、私たちと楽しいポイントとか嬉しいポイントが重なっている方と出会えたらと思っています」

「面白い」をきっかけに天然染めの世界に入った大籠千春さんと、工房スタッフの方々です。佇まいは自然体ながら、染めの世界に魅せられたメンバーを率いながら、広く、そして深く、産業の先のことまで見据えている大籠さん。静かだけど、きっと沢山の刺激が待ち受けている宝島染工へのご応募、お待ちしています。

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【いよいよ東京八重洲に、東京と地方を結ぶ新拠点】ふくおかフィナンシャルグループ×福岡移住計画の新拠点のコワーキングマネージャー、アシスタント募集します。 https://www.tobiume.org/2989 Fri, 03 Mar 2017 08:31:32 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2989 ◎東京の中心部に、地方と東京をリアルに結ぶ前線基地を創り出す

私たち「福岡移住計画」はこの春から、ふくおかフィナンシャルグループ×西日本新聞社(他4社連携)という福岡2大企業と連携して東京と地方を繋ぐ、東京・八重洲の新拠点『Diagonal Run Tokyo(ダイアゴナル ラン トウキョウ):以下、DRT』の企画・運営をご協力させていただくことになりました。(福岡移住計画の運営シェアオフィス拠点は、九州4拠点、東京が下北沢に続く2拠点目)

DRTは、地方企業やスタートアップにとって、東京の“前線基地”であると共に、東京と地方を行き来する、移住・まちづくり・ソーシャルデザインなども含む、多様なスキルやビジョンを持った人材が交差する場所となります。
イノベーションの共創に必要な様々な機能を併せ持つこの『場』を提供することで、地方と東京、地方と地方のヒト、企業(技術)、アイデア、情報が交わり、そこから生まれる既存の枠組みを超えた可能性ある仕組みや取組みを創り出し、ふくおかフィナンシャルグループはじめ、参加する地銀などの金融が、その動きをファイナンス支援し、成長させる役割を担う地銀の取り組みとしては、日本初です。

https://diagonal-run.jp

私たち、福岡移住計画は、この場のコミュニティを形成し、運営する役割を担います。具体的には、DRTの入る福岡ビルの解体・再開発(2018年10月以降※時期未定)までの期間(最低1年半〜)にシェアオフィス機能やイベント開催等により、多くの実験・チャレンジそして世界ともつながれるような仕掛けを組んだ場所をつくります。

※図面イメージ

◎地方と東京を行き来する人材を育成すること

DRTのある八重洲は東京駅まで徒歩5分、地方自治体の拠点が多く集まる有楽町もすぐ側であり、LCCの多い成田空港とは高速バスでもつながっている地方と東京を結ぶには絶好の環境です。この環境から“発信基地”としても福岡・九州ならびに全国地方のリアルなショーケースとして、モノ、技術、クリエイティブ、観光など様々な発信の場となることも意図しています。

これらの地方→東京の動きに、東京→地方さらに地方→地方の関心を交差し、それぞれへの本格進出前に様々なスキルを学び、それぞれの地のこと知る機会を作ることなど、人材を育てていくことにもチャレンジします。そして東京⇔地方、地方⇔地方を移動しながら働く新しい働き方、さらにこれまでの縦軸・横軸の関係に、斜めのつながりの線を入れることで見えてくる新しい視点でのモノ・コトをつくり出していきます。

3月15日オープニングイベントを開催

3月15日に、この拠点を一般公開する内覧を兼ねたオープニングイベントを開催します。(18時半受付開始)
メインのトークセッションでは、グローカル×TECHで世界を変える革命児たちと題して、福岡出身で、今地方をクラウドファインディングで盛り上げるキャプファイヤーの家入一真氏を筆頭に、ビットコインを活用した新貿易決済システムで注目の、株式会社村式の住吉優氏(広島県出身)、同じく福岡出身で全国のクラフトや、伝統工芸などの作り手と、使い手、伝え手を結ぶててて見本市をつくる永田宙郷氏を迎え、これから日本ローカルと世界のローカルのつなぎ方、そこにテクノロジーや金融をどのように掛け算していくのか?をメインテーマにクロストークを展開します。

\\イベントページはこちらをクリック//



◎一緒につくる仲間を募集!

さらに私たちはこのDRTを一緒につくっていく、コミュニティマネージャーとアシスタントスタッフを募集します!
地方から東京進出したい企業や個人、東京から福岡をはじめ地方に進出したい企業や個人、さらに運営に関わるふくおかフィナンシャルグループや西日本新聞社など、様々な交流が生まれるこの場でどんな新しいものを生み出していくのか、私たちと一緒に考えつくっていきませんか?

拠点は東京になりますが、東京にいながら地方のまちづくりや東京の企業や個人の地方進出のお手伝いをする仕事です。
もちろん現場の掃除など細かな作業もありますが、一番大事なことは関わってくれる企業や個人、そして当人の新たな価値を創造していくことです。
何かを指示する指揮官ではなく、一緒に面白いことを想像しともに創っていけるような方を求めます。自分自身のコミュニティやコミュニケーション能力を最大に活かし積極的に動いていただければと思います。

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「今あることをよりよく、面白く取り組むための仕組みを学ぶ」うなぎ式求人を募集! https://www.tobiume.org/2979 Fri, 17 Feb 2017 09:13:18 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2979 福岡・八女。緑茶の産地の1つとして知られ、家内制手工業・伝統産業が今なお残る町でもあります。その八女で、2012年から「九州ちくごのものづくりと地域のアンテナショップ」としてお店を構える『うなぎの寝床』が面白い形のスタッフを募集していると聞きつけ、詳しくお話をうかがいました。

◎「作り手」と「買い手」が出会う場=アンテナショップ

『うなぎの寝床』がある八女福島は、八女市の中心市街地にあたり、その昔は商人・職人の町だったそう。現在も、間口が狭くて奥行きが深い白壁の町家が数多く残り、その町並みは国の伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に指定されています。

1Fには食品から工芸まで様々な九州の作り手の商品が並び、2Fでは定期的に展示会が開催されます(取材日は、ゴム産業の一大産地である久留米で生産されているムーンスターの商品群が展示されていました)。


※2Fで開催されていた展示会

木工や絣、お茶や海苔まで・・・販売されている商品は、お店から車で日帰り出来るエリアのものが殆ど。自分たちの目で見て、作り手に話を聴き、選んだものがお店に並びます。

◎目の前の事に一生懸命取り組んでいたら、こうなった

昨年から活用を始めた事務所兼倉庫でお話をうかがったのは、代表・白水さん。メンバーの皆さんも途中参加しながらのにぎやかなインタビュー、スタートです。

−これまでの流れをおおよそ教えていただいてもいいですか?

「え~っと、2012年の7月に『うなぎの寝床』をスタートして、その時は3人体制です。僕とハル(通称です/本名春口さん。現在、メインバイヤー)と、僕の妻のひとみさんです。最初は、僕が情報発信とか全体のことをやって、ハルが店長兼バイヤー、ひとみさんが経理。僕とハルは個人事業主同士という感じでスタートしました。お互い依存しあわず、やりたいことをやれるスタイルでいこうという感じで。それで2014年1月に新開さんが入って(現在は独立、HOIという衣に関するプロジェクトをスタート)、7月に渡邊さんが入りました。それから、2015年の1月に株式会社化して、僕が代表になりました。2016年にはずっと助っ人として関わってくれていたトミー(通称です/本名冨永さん)が正式に加わって、岡本さん、桑原さん、林田くん、更にアルバイトの鬼木さんまで入れると、全部で10人で活動しています。この1年は怒濤の新規加入です」

※作業中の鬼木さん(左)と林田さん(右)

「仕入れ先も徐々に増えていて、今はちくご地域で大体40数件、全体で約70件と取引しています。売上は、5年目で初年度から約10倍です。始めた頃は全く想像していなかった状況になってます。んー、人が少しずつ増えていったのは、最初は自分たちだけでやっていましたけど限界があるってなって。働きすぎって、良いことではないじゃないですか。自分の時間とかをきちんと持てて、健康ではじめて考える余裕とかも出てくるし。それにアイデアとかもみんなで話し合ったりする方が上手くいくし、それぞれが自発的にやれたらいいなと思ったんです。売上を必死に追い求めて・・・っていう感じはまた違うかな。例えば、ここ最近でも自分たちで色々と改善しているんです。もんぺ1つとっても、タグをサイズごとに色分けしたり、ダンボールを適正サイズにしたり、ストック分も吊るしからたたむスタイルに変更したり。この仕事の中で、何かを得たり能力を伸ばしたり、自分で構築できたりするのが大事かなぁと」

※波佐見焼

−なるほど。売上とともに業務量も増え、適正な形を探していたら今のような形になってきたと。メンバーの皆さんのSNSなどを拝見しても、それぞれが自分の興味のある領域に対し、すごく積極的に動かれているなぁ~と思います。
ちなみに、現在の販売の形やメイン商材について教えていただけますか?

「今は、店、イベント、通販、卸や外部と関わる商品開発の4つの事がそれぞれ同じぐらいの比率で売上になっています。店は、ここに来たらうちで扱ったり関わっている商品が全て見る事が出来るから、まさにアンテナショップとしての位置づけです。それで、イベントは商品をリアルで知ってもらう、呼び込むためのきっかけです。通信販売や商品開発・卸は、受け皿が更に広がるんです。特に海外に向けてはこれから開拓していかなければと思っています。商品でいうと、今はもんぺが75%ぐらいを占めますけど、意識としてはどんな商品も並列でやっています。中には自分たちが企画して販売してという商品もあります」

※店舗1Fの様子


※もんぺ

「で、もともと自分たちがやりたいこととしては、伝えるとか調べる、調査するっていう事の比重が大きいので、売り方もそれぞれ作り手によって違う・・・家内制手工業のような作り手と一大産地のような作り手では全く違うから、伝え方=売り方を作り手と一緒に考えながらやっていってます。それと、やっぱり買うだけよりも作り手のところへ行ってみてほしい。現場が楽しいんですよ。現場を見て、考えて、感じてほしい。企画展も現場を見るところまでつなげているんです。もんぺという事業の柱があるから出来るっていうのもあるかなとは思います」

−作り手さんによって出来るボリュームや希望する販売のスタイルも違うっていうことですね。

「そうです。それと、うちだと修理も請け負っていて、手工業的な作り手の方とはそういうやりとりも出来るんです。大量に作って、大量に消費されるサイクルを希望しない作り手もいるんです。短い間だけじゃなく、長い目で見た時の自分の仕事、関わり方を考えたりしますね」

◎うなぎニョロリ式働き方

−一般的な流通の担い手とは違う動き方、関わり方と言えるかもしれませんね。ちなみに、今回募集されているのはグラフィック業務スタッフと登録スタッフだそうですね。この方々は、うなぎの寝床において、どういった業務を担当されますか?

「グラフィック業務の方は、自社HPにはグラフィックって書いちゃったんですけども、広報物全般の制作スタッフというのが正しいかもしれないですね。店内用のPOPを作ったり、時には写真を撮ってもらう必要もあるでしょうし。どちらかというと、メンバーから出てくるニーズに沿った広報物を作ってもらう黒子的なポジションかな。どんな人に響かせたいかや視点とかは今までの土壌があるからそれをベースにしてもらいながら、きちんと伝わるものを作ってもらえたら。インハウスでザザザ~ッと作れる人、コミュニケーション能力があって、マルチプレーヤーなタイプの人がいいかもしれませんね。うちは本当にいろんなことをしてもらうので」

※展示会チラシ

「登録スタッフの方には、スポット的な仕事が発生した時に連絡をとらせてもらって、検品とか発送とかもろもろの仕事をお願いする予定です。うちはオープンだからアルバイトをしながら、メンバーたちと話したり、その仕組みを学ぶというのも一つのメリットだと思います。「こうした方が良い」っていうアイデアが出たら、意見交換しながら自分でトライしてもらうことも可能です。で、登録スタッフの中でも無償バージョンの人と有償バージョンの人がいたらいいなと思っていて。有償ってひょっとしてハードルが高そうな感じかなと思って。無償で、一緒に色々と考えたりしゃべったりするだけでも良かったら、ハードルが下がるかなと。ちなみに、僕、大学時代は建築専攻で、インターンに行きました。建築のインターンって本当にきついですよ。朝から晩までです。本当に。僕自身はそういうスタイルでお願いしようとは思ってないので、興味のある方に積極的に手をあげてもらえたらと思います」

−登録スタッフ・・・何だか分かりにくいですね。うなぎらしさ・・・では「うなぎ式インターン」でどうですか?

「あ、それいいですね。うなぎ式インターン!それで行きましょう。僕は内外で「話し合いの場」を作ることがひょっとしたら自分の役割かなぁと思っているんですけど、今日は『うなぎ式インターン』って名前も出てきたし、良い話し合いが出来ました!とにかく、一緒に仕事を楽しめる、自発的に動ける方が来てくれたら嬉しいです。応募、宜しくお願いします!」

個人としての活動やチームとしての活動、はたまた何かを得たい、事業スタートのためのノウハウを学びたいと思う方にとって、オープンな『うなぎの寝床』さん、本当にお勧めです。ぜひ、ニョロリな「うなぎ式働き方」にチャレンジしてみませんか?

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海辺で自分のお店をオープンしたい方必見!海が望める約6坪のデザインハウスでチャレンジする方を募集します。 さらに低コスト&経営サポート付きで安心。 https://www.tobiume.org/2936 Thu, 26 Jan 2017 06:25:54 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2936 ◎芦屋町で叶える「自分の店を持つ」という夢

「自分の店を持ちたいけど、資金も経験もない…」という方に朗報!海を見渡す絶好のロケーション、しかも家賃が月々5,000円という好条件で憧れの「マイショップ」を創業できるんです。
その場所は福岡県の北端に位置する芦屋町。玄海国定公園を臨む美しい海岸線をはじめ、福岡県の天然記念物に指定されるはまゆう自生地や白い砂浜など、豊かな自然に恵まれる町です。『あしや砂像展』や航空自衛隊芦屋基地の『航空祭』などの大規模なイベントも毎年開催され、全国から観光客が訪れる観光の町でもあります。

そんな芦屋町で実施する注目の事業が「芦屋町チャレンジショップ事業」。店舗などの営業を行うための設備を町が整備し、芦屋町での創業を条件にチャレンジ出店してもらうことが目的です。

「芦屋町チャレンジショップ事業」について、芦屋町地域づくり課の堺さん(写真:右)、芦屋町観光協会の北さん(中央)、事業のサポートを行うイデアパートナーズ(株)の宮路さん(左)にお話をお伺いしました。

◎経験ゼロの初心者でもOK!巣立ちまで全面でサポート

−チャレンジショップ事業を始めることになった経緯やキッカケを教えてください。

堺さん:「芦屋町では将来的な町の人口展望を踏まえ、地方創生の目標や施策の基本的な方向性を示すものとして『まち・ひと・しごと創生総合戦略』を定めました。この戦略で芦屋町ならではの仕事づくりを進めることを目標に掲げたときに、芦屋町の財産である『海』を活かした仕事ができないかという話が上がりました。そこで考えたのが、海が見えるようなショップの誘致や起業の支援です。
どういった仕事づくりができるだろうと考えていた時に、同じ福岡県・吉富町でのチャレンジショップ事業のことを知り、見学に行ってみたんです。駅前にも関わらず元々店舗が少ないエリアに、ケーキ屋さんのチャレンジショップがオープンしていて。今では昼過ぎに商品が完売することがあるほどの人気店に。その成功例を目の当たりにして、芦屋町でも同じようなチャレンジショップを行うことを決めました」

−芦屋町のチャレンジショップとは、具体的にどのようなものでしょうか?

宮路さん:「自分の店を持ちたい、もしくは起業したいが経験や費用に不安があるために一歩が踏み出せない…という方が対象。芦屋町が約6坪のデザインハウスを提供し、最低限の費用で実践的に学びながら店舗を経営してもらい、最終的には芦屋町で創業や起業してもらうことが目的です。さらに経営や販売のノウハウを商工会や私たちが全面的にサポートするので、店舗経営や店舗勤務経験者だけでなく、まったくの初心者でも“チャレンジ”できることが大きな特徴ですね。
業種は店舗の仕様の関係もあり、テイクアウトが出来る軽食やカフェなどに絞って募集します」

※イメージパース

※整備前のデザインハウス設置場所

−コンセプトは何でしょうか?

堺さん:「あくまで“チャレンジ出店”であること。当初、出店料や家賃を無料にしようかという話もあったのですが、“経営するにはこれだけ費用がかかる”という経営感覚を養っていただくため、家賃の5,000円をいただくように設定しました。全てが無料でないことがこだわりです。また最終的には町内で出店してもらえるよう、商工会への入会を条件にしています。商工会に入会することで、経営の相談や融資の相談、町の補助金の申請などいろいろなメリットがありますし、何より町の人たちとのパイプができるので、実際に出店したときにいろいろな協力を得られると思うんです」

◎海と自然に恵まれた芦屋の町づくりに貢献!

−店舗の場所は海が見えるロケーションということですが、どこにオープンするのですか?

北さん:「芦屋海浜公園内にあるレジャープール『アクアシアン』の隣になります。ここはプールと海、双方で遊べるスポットとして夏場には県内外からたくさんの方が訪れます。さらに夏の花火大会や、秋には砂浜を活かした『あしや砂像展』も開催。奥には遊具施設を備えた公園があり、休日ともなればたくさんの家族連れで賑わいます。隣の岡垣町までサイクリングコースが整備され、レンタサイクルも好評。年間を通してレジャー客が訪れる場所にも関わらず、飲食店がありません。だから軽食やカフェのニーズは高く、店を出すにはもってこいの立地だと思います」



※アクアシアン

−芦屋町のチャレンジショップのメリットは何でしょう?

宮路さん:「さきほども少しお話しましたが、オープンの準備から出店期間中、さらに創業した後まで手厚いサポートを受けられること。私たちイデアパートナーズは店舗のプロデュースのノウハウを持っています。出店者には、飲食店の立ち上げのエキスパートや菓子ショップ等の経験豊富なシェフを派遣し、メニューの提案や価格付けなどの支援を行います。チャレンジ期間を終えて創業してからも、継続的に支援を続けていく予定です。
またメリットというか、町づくりに参加できるのも楽しみになるのでは。芦屋町は観光PRの動画を作るなど観光にも力を入れていて、そういう取り組みに参加し、『町おこし』を一緒になって楽しんでもらえるのではないかと思います」

◎芦屋町で働きたい、芦屋町を活気づけたい!そんな想いを持つ方を募集

−応募から出店までの流れを教えてください。

宮路さん:「まずは2月に開催される説明会に参加していただき、話を聞いて本当にやってみたい!と思った方にはエントリーシートで応募をしていただきます。それから書類選考を行い、面談選考へと進みます。2月下旬には出店者を決定し、3月末にカギの引き渡しと合わせてオープニングイベントを行う予定です」

堺さん:「出店期間は最長2年間で、半年ごとに更新します。将来的にはチャレンジ期間を終えたら芦屋町で創業してもらい、空いたチャレンジショップにまた新たな出店者が入り、そして芦屋町で創業…というサイクルを繰り返し、芦屋町が活気に溢れる町になることが最終的な目標です。現状、芦屋の町には空き店舗が多く、一部シャッター街になっている場所もあります。そういった場所に創業してもらって、町をどんどん盛り上げて欲しいですね」


※商店街

求める出店者は、芦屋町で仕事をしたい、芦屋町で起業したいという気持ちが強い方。ぜひ説明会に参加した際には芦屋の町を散策して、「ここでこんなことができたら」とビジョンを想い描いては?興味がある方はまず説明会参加の申込みを!

\\お問合せ・説明会申込みは下記をご覧ください//

(注)今回は当サイトへのお申込みは必要ございません。下記チラシをご確認の上お申込みください。

※画像をクリックするとチラシへ飛びます。


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舞台は武雄市!「福岡移住計画」×「まちづクリエイティブ」で仕掛ける『MABOROSHI VILLAGE』。公共不動産のこれからを共に創る人材募集! https://www.tobiume.org/2894 Mon, 19 Dec 2016 02:43:22 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2894 ◎MABOROSHI VILLAGEとは

佐賀県武雄市では、敷地面積100haを有する自然豊かなレジャースポット『武雄温泉保養村』の利用者減少に伴い、交流人口の増加を図るために、2016年6月に「武雄温泉保養村資源活用プロジェクト」と題し、運営事業者の選定が行われました。

その結果、私たち「福岡移住計画」(スマートデザインアソシエーション)と、アートやカルチャーといったクリエイティビティを活用した事業展開や、地域の特性に合わせた持続的なエリアマネジメントを行う(株)まちづクリエイティブ(千葉県松戸市)の2社が共同企業体として選定され取り組むことになりました。

(株)まちづクリエイティブは、佐賀県武雄市の北部市街地エリアにて、既にまちづくりプロジェクト『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』を始動しており、武雄温泉保養村資源活用プロジェクトと連携した活性化を目指し、本プロジェクトにエントリー。九州での情報発信や現地オペレーションを担う当社がタッグを組み、『MABOROSHI VILLAGE』として動き出しています。
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◎何をするのか?参加者も募集中!

『MABOROSHI VILLAGE』では、武雄温泉保養村の交流人口の増加を目的に、NORDISK社のお洒落なワンポールテントの張り方や火おこしを学び、昼・夜・朝のアウトドアクッキング、さらには武雄温泉保養村ならではのワークショップなど、武雄温泉保養村を満喫してもらえるようなプログラムを実施しています。
キャンプ・アウトドア用品の貸し出しが含まれるプランも用意しているので、これからアウトドアをはじめたい初心者の方にも安心して参加いただけます。ファミリーやご友人同士でのご参加はもちろん、参加者同士交流しながら楽しめるプログラムになっているため、お一人様でもお気軽にご参加いただけます。

本プログラムは2016年12月より2017年3月まで、以下の開催日にプログラムが行われる予定であり、既に初回が実施され、ご家族で参加いただき、楽しんでいただきました!

■今後の開催日
・12月23日(金・祝)
・1月14日(土)
・1月28日(土)
・2月11日(土)
・2月25日(土)
・3月4日(土)
・3月11日(土)
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冬にアウトドア?なんて声も聞こえてきそうですが、冬は虫も少なく、星がきれい、アウトドアの醍醐味でもある火を存分に楽しむこともできるので、この機会に是非いかがでしょうか。

\\お申込みは下記特設サイトより//
https://takeomaboroshi.com/village/outdoorschool2/

◎ともに創り出す人募集!

そして、『MABOROSHI VILLAGE』では、一緒にプログラムをサポートいただける人材を募集します!
アウトドアや、まちづくりに興味のある方にはピッタリの仕事です!

▽どんな人材が欲しいのか
アウトドアに興味がある、または始めてみたい人
まちづくりや地域資源の有効活用に関心ののある人
自然が好きな人
当社やまちづクリエイティブと仕事をしてみたい人
あと、寒さに強い人(笑)

▽何をしていくのか
広大な自然に囲まれた武雄温泉保養村をソトモノ目線で価値転換を図り、周辺施設や地域資源を活かした様々なプログラムを通じて、新たな魅力づけ・発信を行う。
プログラムに参加いただく方に楽しんでいただき、武雄温泉保養村のファンを増やす。

▽ココでなにを生み出していくのかの当社としての想い
プログラムを通じて武雄温泉保養村への来場者を増やし、周辺宿泊施設はじめ武雄温泉保養村全体での交流人口の増加を図る。
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アウトドア初心者の方も大歓迎、仕事をしながら自らもスキルアップいただけます。
募集内容は以下のとおりです。
こちらも是非ご応募ください。一緒に面白いコトを創り出していきましょう!

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『Yahoo!トップページ』『Yahoo!ニュース』をつくるワイルドなエンジニア募集!好きな街に暮らして“まるで東京+地方ならでは”な仕事を創り出す。 https://www.tobiume.org/2862 Mon, 24 Oct 2016 03:11:06 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2862 今回、「ワイルドなエンジニアを募集したい!」という求人が舞い込みました。依頼主はヤフー株式会社、今回北九州オフィスにお伺いしてお話を聞くと、「あたらしい働き方づくり」を実践していく姿に取材陣も共感しました。

◎日本最大級のサービスを、守りながらつくる

今回社員募集をするのはヤフー株式会社の北九州オフィス「北九州センター」。福岡市内から車で1時間ちょっとの小倉駅前にあるオフィスです。セキュリティチェックを通過してオフィス内に入ると、人事担当の戸高さん、山辺さんが迎えてくれました。

−ワイルドな人求む!ということでしたが、どういうことでしょうか?

戸高さん:「ヤフーには『ヤフーバリュー』という行動指針があります。これを行動に移せるほど評価されるという指針ですね。その中に“圧倒的当事者意識”というのがあって。自らを動機づけ、圧倒的当事者となって動こうというのが会社の指針になっています。できない理由をあげるのでなく、創意工夫して解決する姿勢を大事にしています。自ら発信することもとても大事です。自分で課題を見つけて、周りを巻き込んで課題解決できる人材を求めています。
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この「北九州センター」は2014年からBCP拠点(災害対策拠点)として機能していて、今後規模拡大を計画しています。北九州は災害に強い街だからです。官営製鉄所だった八幡製鐵所も事業拠点に北九州を選んで、ずっと稼働し続けていますよね。そんな北九州に『Yahoo! JAPANトップページ』『Yahoo!ニュース』などの編集・開発機能を分散して、東京がもし被災してもヤフーが止らないようにしているんです。そのバックアップ体制をさらに強化していきます。

こうお伝えすると北九州はサービス保守だけやる“守りの拠点”だとイメージされるかもしれませんが、そうではありません。場所に関係なく、仕事は東京と同じです。積極的にサービスをつくる“攻めの拠点”でもあるのです。そうしたことを強調したくて“ワイルドなエンジニア募集!”なんです。

ちなみに制度上では地域限定職と、転勤の可能性のある総合職があるのですが、今回の募集ではどちらの働き方でも受け付けています」

−なるほど。お2人は転勤でこちらに?

山辺さん:「私は北九州育ちで、ここでヤフーに入社しました。北九州というと八幡や小倉のイメージが強いかもしれません。でももともと北九州市は八幡・小倉・門司・戸畑・若松の5つの市が対等合併してできた都市なので、実は市内の街はそれぞれ個性的です。私が暮らす若松区は学研都市や新興住宅があったり、自然も近いのが気に入っています。バスで通っているんです」
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※山辺さん

戸高さん:「私はこの拠点ができるというので、機会があってUターンしました。両親もこちらにいるので、将来的には戻ろうかなとは思っていたんです。北九州は物価も安いですよね。実際、福岡市より安いそうですよ。今回の募集求人の給料は東京と同レベルなので、生活コストも考えると東京より2〜3割は得をするような暮らしができるのではないでしょうか」
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※戸高さん

−東京の仕事を、暮らしやすい北九州でできるんですね。

山辺さん:「はい。でも実は、北九州市外に住む社員も多いんですよ。遠い方だと、佐賀県鳥栖市・大分県中津市・山口県宇部市とか、他県からも通勤しています」

戸高さん:「そうですね。そして仕事もオフィス外でも可能です。『どこでもオフィス』という制度があって、エンジニアには特に好評です。私はというと、、正直あまり活用できてませんが(笑)立場上オフィスにいないといけないことも多くて。たまにカフェや自宅で仕事しています」

山辺さん:「私はオフィスが好きですね。眺望もいいし。特にリフレッシュルームからの景色が大好きで、ランチはいつもそこで食べています。それに北九州は東京よりもオフィスがコンパクトな分、コミュニケーションもたくさんとれていると思います。働く人の職種やサービスは様々ですが、日頃から横断して交流しています。楽しい職場ですよ」
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◎フラットなチームづくり

ここから東京本社とテレビ会議をつないで、求人中のチームに実際の仕事内容などを聞くことに。
お話を伺ったのは、『Yahoo! JAPANトップページ』担当の金田さん(下写真右)と『Yahoo!ニュース』担当の高橋さん(下写真左)です。トップページとニュースは親和性が高いシステムなので一緒に採用するのだそう。デスクも隣だそう。
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−それぞれどんなチームなんでしょうか?

金田さん:「トップページを担当している部署はスタートページユニット(社内では「スタペ」)といいます。エンジニアは総勢100名ほどで、内訳はアプリ本体のエンジニアと、サーバーサイドのエンジニアで半々くらい。サーバーサイドエンジニアは東京と北九州に拠点を分けていて、北九州では10月から4名体制になりました。業務内容はどちらの拠点でも大きく変わりません。
トップページは“ここだけやってください”ということはなくて、やりたい人は手を挙げればできるようにフラットなチームになっています」

高橋さん:「トップページもニュースも、編集者と密に連携します。編集用の社内ツールをつくるのも私たちの仕事です。エンジニアだけでなく多様な人と関わるチームです」

−大規模サービスの裏側を担うとなると、緊急対応などすごく大変なイメージがあります。夜でも何かあるとすぐオフィスに駆けつけるのですか?

金田さん:「緊急対応としては災害対応が多いと思います。あとは障害対応とか。でも何かあったらとにかくみんなが走ってオフィスに駆けつけるということはないですよ(笑)リモートでだれが今対応できるのか、まずきちんと体制を整理します。

ヤフーのエンジニアはノートPCを支給されているので、『どこでもオフィス』という制度を使って自宅で対応することもできます。回数制限はありますが、カフェなど自由な場所で業務していいんですよ。たとえば熊本の地震は夜に被災しましたが、本社オフィスにいたり近辺にいたメンバーはすぐに緊急対応に入って、自宅にいたメンバーはリモートで対応しました。急いで夜間のシフトを組んで、緊急体制を整えたんです」
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−そうだったんですね。同じように東京で震災があったりするのに備えて、北九州に人を増やしているのですね。

金田さん:「はい。重要な拠点なので、体制拡充のために増員を進めています。この10月までにまずは受け入れ態勢を整備しました。これからはメンバーが増えていくステージ。今回の募集は、その初期から立ち上げに関われるチャンスでもあると思います。初期メンバーとして、一緒にチームを育てていきましょう。

最初は東京から北九州に技術などを伝授しますが、やがて北九州だけで自立することを目指しています。今回募集する初期メンバーには直接東京から技術を伝授しますので、そうした意味でも今回の募集は面白いのではないでしょうか。キャリアアップの方向性としては、エンジニアとしてスキルを上げていく方向はもちろん、管理職やリーダーポジションを目指す方向もあります」

高橋さん:「そうですね。エンジニア職を極めたい人も、ジェネラリストのようにやりたい人も、いろいろと受け入れる素養がヤフーにはあります。

そして北九州だからとか、東京だからとかいうことはなくて、フラットに考えています。なので能力が優れていて東京よりも北九州にいた方がパフォーマンスを発揮できるとすると、例えば北九州のマネージャーが東京をマネジメントするということもありえます」

−そんなにフラットなんだ!場所は関係ないんですね。

金田さん:「はい。東京と北九州はテレビ会議を常時接続して、オフィス風景も見えるようにしています。もちろんチャットや他のツールもありますが、こうするとオフィスのつながりをより強く感じられます」
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高橋さん:「今話しているような感じで、いつもつながりっぱなしです。だから隣にいる感覚というと言い過ぎかもしれませんが、心理的な距離はとても近いと思います。」

金田さん:「東京と北九州のメンバーは、双方向で出張を定期的にしています。今年は特に頻繁に東京から北九州に出張しました。いろんなエンジニアが順番で2週間ずつ、北九州で勤務しながら交流したんです。これは今後も継続したいですね。私も頻繁に北九州に行っていて、対面のコミュニケーションも大切にしています。

東京から北九州に赴任した人がよく言うのは“通勤が楽”ということです。徒歩で通勤できるので“東京でもう満員電車に乗りたくない”って。私も長期で北九州に出張すると“これはかなりいいな!”と思いました(笑)」

高橋さん:「私も前期は4~5回は北九州出張しているので、月1で行っている感じです。その際にメンバーとフランクに話をする『1 on 1』という時間もつくっています。北九州は飲みニケーションの文化だと思うんですけど、北九州の本場の角打ちとか、我々も北九州を楽しんでいます」

−仲もいいんですね。どんな人と一緒に働きたいと思いますか?

金田さん:「スキル的にはPHPの経験があると望ましいですね。トップページで主に使っている言語はヤフーでカスタマイズしたPHPです。入社後に勉強しようという方も歓迎ですよ。経験はあるに越したことはないですが、間口は広くしたいと思っています。

北九州チームでOJT担当をつけるので、ほぼマンツーマンでしっかりと学べる体制があります。さらに東京で開催するセミナーにテレビ会議で参加したり、必要であれば出張で東京に来て勉強することもできます。

トップページという顔を担当して、日本のインターネットを背負うという気概のある方がいいですね。そして今後は地方拠点ならではの視点でも課題解決をやっていけたらなと思います。ワイルドに、どんどん提案して欲しいです。今は地方拠点がせっかくあるのに、あまり地方色を出せていないことを課題に感じています」
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高橋さん:「スキル面ではニュースチームも、2~3年の経験がある方なら受け入れる覚悟があります。全く未経験だと厳しいとは思いますが、OJTなどで鍛えあげていきますよ。ポテンシャルを期待している一方で、スキルレベルによっては入社後はご本人にもかなり努力していただくことになります。

歓迎するのは待ちのタイプではなくて、サービスに積極的に自分から発信できるような方。我々は自分たちでサービスを持って、ユーザーが非常に近い所にいるので、ユーザーの声もダイレクトに聞こえてきます。社内で使っている編集ツールも私たちが制作していて、編集メンバーから使い心地や要望もすぐに届きます。だからこそ“自分はエンジニアだから”と壁を作るのではなくて、壁を乗り越えて協業したい方に来ていただきたいですね。
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北九州にオフィスがあるおかげで、九州や沖縄の新聞社の方ともつながりがあります。そして“エンジニアだから新聞社や雑誌社と関わらない”ということはありません。本人が望めば編集者と一緒に新聞社に行って、もっと入稿しやすくするためのヒアリングをしたり、もっと見られるようにするためのアドバイスをしたりできます。

北九州に根付いて日本のインターネットメディアを牽引しようという仕事なので、東京ではなく地方から発信したい方に来ていただきたいです。東京と同じ仕事を地方で、というだけでなくて“地方ならではの視点”にも期待しています」

◎いつか福岡へ

続けて北九州オフィスで働くスタッフにもお話を伺いました。

−ご担当とお住まいを教えていだけますか?

染井さん:「デザイナー職です。那珂川町に住んでいて、博多南という駅から通っています」

小池さん:「ニュースのトピックスを担当しています。八幡西区の折尾という駅の近くに住んでいます」

久壽さん:「トップページ担当です。鳥栖市からの通勤です」

−遠くからも通勤されているんですね。

染井さん:「はい。でも新幹線通勤で乗車時間は30分もかからないんですよ」

久壽さん:「私もJRの普通列車で博多駅まで行って、そこから新幹線です」

−オフィス徒歩圏に住むのもありだし、電車通勤も楽というのはいいですね。みなさんUターンで北九州に戻ったんですか?

小池さん:「実家は宮崎市です。2009年に新卒入社して、2014年の9月まで東京勤務でずっとニュースを担当していました。上司から転勤機会の話があって“いこうかな”と思って、北九州に転勤したんです」
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※小池さん

久壽さん:「私は大学までは福岡にいて、2008年に東京の方に新卒入社しました。東京では動画系のサービスをしていました。でも“いつか福岡に戻りたいなー”と思っていて、実は一度ヤフーを辞めたんですよ。それで2012年に福岡市の会社に転職したのですが、2014年に“北九州拠点を作るから戻っておいでよ”と声をかけていただいて戻ったんです」
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※久壽さん

染井さん:「私は那珂川町が実家で、2007年入社です。東京ではヤフーニュースのアプリ開発を担当していました。いつか福岡に帰ろうと思っていて、たまたまチャンスがあったのでUターンしました。今はプロモーション担当で制作物を作ったりしています。CM制作とかバナーとかですね」
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※染井さん

−染井さんは北九州センターのどんなところが好きですか?

染井さん:「北九州オフィスは東京に比べると人数も少ない分、みんなが仲がいいですね。いろんな職種の人たちと仲良くできるのが楽しいです。小倉の海を見ながら仕事もできるのでいいですね。オフィスからの景色が好きです。

週に1回は東京から出張メンバーが来ますし、よく飲みに行ったりしています。お酒を飲める方だとさらに楽しいと思いますよ(笑)」

−トップとニュースの仕事内容と、チームに向くのはどんな人か教えていただけますか?

久壽さん:「トップページの仕事では、最近だと『Yahoo! JAPANアプリ』にトピックスを表示させる裏側の仕組みを作っています。

小池さんがやっているのは、ニュース側でトピックスを制御して出すこと。僕はその情報を少し加工してYJアプリに表示できるようにしているんです。

欲しい人材としてはスキル面はあるに越したことはないですけど、話しやすい人がいいですね。人を育てるのが得意かというと、どうかな(笑)一緒に成長していければと思います!

仕事のことについては、そのための時間も設けますが基本は業務を通して教えていく感じです。勉強会としてはもっとオープンに、“ニュースとトップページの垣根を越えて勉強しよう”ということなどもしています」
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小池さん:「ニュースページのバックグラウンドはシステムがゴッチャっとしているのですが、僕はそのシステムとか、表示する部分だとかの開発を担当しています。

僕たちは開発のメンバーですが、近くに編集職のメンバーがいます。彼らと一緒に地方の新聞社などパートナーとも仲良くなったり。パートナーの業務を軽くするための開発も進めているので、コミュニケーションが好きな人に向いていると思います」

−「どこでもオフィス」って、実際使ってますか?

小池さん:「“どこでもオフィス”使っていますよ。前日までに上長に相談すれば、大体OKです。半日だけ勤務という日もあるのですが、そういう時は半日自宅で“どこでもオフィス”、あとはそのまま休みにします。外で“どこでもオフィス”している人もいますが、僕は家族もいるので大体家ですね。

あとヤフーの制度では看護休暇もおすすめです。子育てで使って、本当によかったです。子供一人あたり年間5日間、2人なら10日間休みが取れるんですよ。去年も子供2人が3回インフルエンザにかかって、この制度でかなり助かりました」
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イキイキと楽しそうに話す裏側には、仕事に対する熱もしっかり持ちつつ日々の生活も大切にしている充実した雰囲気が伺えました。東京と変わらない仕事内容で自分らしく働けるヤフーさんのお仕事。
是非応募してみてはいかがでしょうか?
(撮影:松山タカヨシ ※ファミリーフォト・トルネ!

(注)下記にある応募ボタンから先はヤフー株式会社様の専用応募フォームへリンクしております。今回はそちらの応募フォームへ直接お申し込みください。


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ほたる・MOKKEI・松介・焼肉龍王館など人気飲食店を通して人と街を幸せに!店舗運営&管理本部の正社員募集! https://www.tobiume.org/2816 Wed, 12 Oct 2016 03:07:55 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2816 O・B・U Companyという会社をご存知でしょうか?飲食業界では“地方外食の雄”とも評価される、急成長を遂げた会社です。たこ焼き屋からスタートし、2004年に法人化してから約12年で様々なジャンルの飲食店30店舗以上を経営するまでになりました。
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※MOKKEI外観
「博多ほたる」「MOKKEI」「博多松介」「焼肉龍王館」「BASSIN」「ALMA Kitchen」「ロヂウラ食堂」「中るラーメン」「ともすけ」「海晴れ」「どうあん」「道安」など、O・B・U Companyのお店は福岡で人気の飲食店ばかり。この人気と急成長の理由は、その現場で働く人たちにあるそうです。一体どんな人たちが働いているのでしょうか?

◎他人だけどみんな一緒の家族

まずは今回の募集について、管理本部で広報を担当する三木さんに伺いました。
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三木さん:「この10年で会社は大きく成長しました。そしてこれからさらに挑戦していくために、社員を増員募集したいと考えています。

O・B・Uという社名は“One Bloods Underground”の略称です。これはO・B・Uが目指す理想の組織形態で“家族の絆を超えた最強の他人集団”でありたいという願いを込めています。 Bloodを複数系にすることで多様性も示していて。いろんな人が集まった一つの家族を目指しているんですよ。そこをつないでいるのが“Be Happy”という企業理念です。O・B・Uのスタッフはみんな真剣に向き合っていて、キラキラしているみんなを見て私自身も学ぶことが多いんです。また、これほど企業成長しているのは、各ジャンルのプロが多いからだと思います。料理・サービス以外にも、ワインのプロがいたり、会計のプロがいたり、後輩指導にめちゃくちゃ長けている人がいたり。各々が自身の“プロ(長所)”の部分に時間を割ける環境があるんですね。
飲食業はチーム戦だからこそ、皆で短所を補い長所を活かしていくということが大事だと思うのですが、それを自然に出来ていることがO・B・Uスタッフの強みなのかと思います。短所や長所がパズルみたいに当てはまって、最強の飲食店が出来ています」

◎本社と現場の社員を同時募集

三木さん:「今回募集させて頂くのは、本社オフィスで人事や経理を担当する管理本部社員と、店舗で接客や調理を担当する運営社員です。管理本部については、今は総務5名、人事4名、経理4名で業務しています。そして、その人事経理、総務を統括してくださるリーダーを1名募集します。こちらは経験者対象なのですが、中でも重視するのは“自分から仕事や仕組みを作れるかどうか”。社員さんが増えていく中で、人員配置や事業内容を想定した仕組み作りや、それ以外にもこれから必要になるもの、O・B・Uに関わるみんなが幸せに働けるための仕組みを考えて作っていく。そういうことが好きで、一緒にO・B・Uをいい会社にしていける方に、ぜひ来て頂きたいです。
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店舗運営については、飲食未経験者も歓迎です。勤務店舗は面談させて頂いた上で相談して決めていきます。住みたいエリアや興味のある飲食ジャンルなども考慮して、基本的にはできるだけ希望に応じる方針です。仕事内容は“ありがとうを頂くこと”。まずは幅広く接客も調理も担当し、ゆくゆくはマネジメントも担ってキャリアアップしていきます。店舗間の異動は基本的には希望や提案次第。本人の意思を尊重しますので、会社指示で定期異動ということはありません。あなたが働きたいお店で働くというのを、大事にしています。お店によっては調理場は男性だけというところも未だにありますが、O・B・Uの調理場は女性もウェルカムですよ。ベテラン料理人の元で腕を磨きたい女性にもぜひ応募してもらいたいです。

当社は事業部制になっているのですが、今日はそれぞれの事業部の部長4名を呼んでいますので、お店での働き方などを彼らからお伝えしたいと思います」

チームの熱をお店から地域に伝えていく。店舗運営メンバーを募集!

−O・B・Uのお店はサービスも素敵ですが、料理が美味しい!と感じています(個人的には「けやき通り 海晴れ」のファンです)。規模拡大していく中で、料理の人材はどのように集まったのでしょうか?

髙木さん:「僕は入社12年目なのですが、実は最初は料理が美味しいとはあまり言えない状態だったんです。どちらかというと人間力勝負で、朝までワイワイとした勢いがありました。僕はそういう“ガムシャラさ”がカッコイイなと思ってO.B.U.に入ったんですよ。当時は安くて朝まで開けているようなお店ばかりをやっていました。それから“お客さんにもっといいものを出そう”という挑戦を始めて、「ほたる」という客単価が高いお店を作ったんです。そうするとだんだん、ホテルや和食料理店で働くようなベテラン料理人の方たちから“そんな店で働きたい”と言ってもらえるようになりました。そうして飲食の先輩たちが入ってきてくれて、料理レベルもぐっと高まったんです。今はどこの店舗に行っても、すごく美味しいなと感じます」
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【髙木 隆二】
「博多ほたる」などを運営する「蛍事業部」の部長。居酒屋甲子園で2回の優勝経験を持ち、学校や企業を対象に人間力などをテーマにした講演も行う。

−みなさんにとって、社長はどんな人ですか?

朝長さん:「ボトムアップな人だよね。気づかないトップダウンも上手いけど(笑)気づいたらのせられていて、ボトムアップで進んでるっていう。従業員に対する仲間意識を社長が強く持っているので、“みんなで幸せになろう”という風土がそれぞれの現場にまでできている。それが強い会社を作っていると思います」
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【朝長 裕】
「MOKKEI」「ともすけ」を運営する「ひまわり事業部」の部長。地元の筑紫野市を活性化して貢献したいという想いで筑紫野市を中心に出店。地域に愛される繁盛店を作り上げた。

髙木さん:「うちの社長はいつまでも少年のように夢を描いて“あれしたい、これしたい”と言うんですよ。その夢を叶えるのが僕たちの仕事。僕たちよりも夢を持っているのがやっぱりカッコイイですね。元JTBでグローバルに世界を回っていた人なので、感覚もすごくでかいんですよ。その夢を聞くとワクワクしてくるんです。

実は僕は夢がなかったタイプで。だから個人の夢を実現するというよりも、みんなの夢が自分の夢に変わってきた感じなんですよ。一緒に夢を見て、達成感を得て、強くなってきました。そして今は、個人個人がスキルアップできるような仕組みを作っているところです。それも“社長からのボトムアップ”というか、“どうしたらいいと思う?”って聞かれて、こんな研修やりましょうか?→いいね!やったらええやん→じゃあやりましょう!という感じで(笑)

−最初は夢がなかったというのは意外でした。夢を持っていなかったり、夢がまだ分からないという方もウェルカムなんでしょうか?

一同:「もちろん!」
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加々良さん:「僕も夢を全然持っていなくて、実は一度O・B・Uを辞めようとしたこともありました。結局思い止まったのですが、その時に“何のために生きているのか?”という話をしたのをすごく覚えています。

面倒くさいぐらいに、みんなが関わってくれるんですよ(笑)それから自分のことが分かるようになって、すごく大きな価値を得たと思っています。僕はO・B・Uが転職3社目なんですけど、これまでは表面的に付き合って終わりみたいなところが多かった気がします。O・B・Uで気づいたのは、自分はこういうところで虚勢を張るんだなとか、周りからの目を気にしているんだなとか。そういうことが、自分が可能性を発揮する足かせになっているということに気がついて。それから自然体でいられるようになりました。

うちではみんなズバズバ言ってくれるので、日本文化というよりはちょっと外国っぽいイメージかもしれませんね。それもみんながO・B・Uを自分の会社と思っているからこそ。みんなワクワク・ギラギラしているのもそのためです。自分はもしあの時辞めていたら、今でも会社のグチとか文句を言いながら生きているかもしれないですね」
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【加々良 潤】
「焼肉龍王館」を運営する「龍王館事業部」の部長。トヨタ自動車等の前職での業務経験を活かし、作業効率化やコスト管理簡略化、キッチン・ホールの体系化も実施。

−逆に、将来はこれをやりたい!と明確な方にとってO・B・Uではどんな可能性がありますか?

加々良さん:「将来店長を目指したいとか、新しいジャンルのお店を出したいとかはもちろん挑戦できます。事業部を新しく作ってもいいですよね。O・B・Uは一つの組織でありながら、事業部は社内ベンチャーみたいなイメージです。まるで自分たちの会社のように、事業に道筋を作って責任を持ってやれるのは魅力的だと思いますよ。

新事業と言えば、例えばテクノロジー事業部とかができてもいいと思います。もちろん店舗で現場業務もできるようになってからですが、挑戦できます。加工食品製造事業部とか、いろいろな挑戦ができるはず。業界問わずいろんな方が集まって強みを活かせば、それによって会社の競争力もさらに高まると思うんです。O・B・Uの社員には、飲食業界以外のいろんな産業で活躍していた人もたくさんいます。今のO・B・Uはそうした多様な“Bloods”が混ざってできているんです。だからこれからはもっといろんな産業の方にも入ってもらいたいし、社長も“飲食業としての総合商社をつくりたい”と言っているんですよ。」

−他業種経験者も歓迎なんですね。他の部長のみなさんがO・B・Uで一緒に働きたいのはどんな人ですか?

松園さん:「福岡の役に立てることを、一緒にやっていける人がいいですね。“福岡って料理も美味しくて、人もあたたかくていいね”って言われることも、福岡でお店をやる一つの意味だと思うんですよ。お店の一人一人が、福岡を発信しているんです」
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【松園 勇介】
「松介」を運営する「松介事業部」の部長。博多の地に「塩つくね」の文化を定着させ、「串 × ワイン」のスタイルを創り上げた。

朝長さん:「地域発信しているな、というのは僕も感じます。“ともすけ”というお店をある通りに出店させてもらったのですが、当初は人がまばらな通りでした。ところがお店が繁盛してくると他の居酒屋さんも増えてきて、人通りも増えて明るい通りになったんです。飲食店一つで人を呼べて、地域を明るくできるということを感じられました。

一緒に働く人と言えば、私は素直な人がいいですね。いろんな人生をみなさん歩んできていると思うんですけど、一回ゼロに戻せる人。まず最初は聞く姿勢があって、次に“じゃあこうしよう”というように、一回受け取れるタイプの人がうちに向いていると思います」

髙木さん:「僕たちは学生バイトたちも育てているので、社会経験もスキルも無い人でも問題ありません。だから今回も若年層募集という以外に応募条件とかは特に無いです。ですがあえて挙げるならば、僕はハングリーさがある人がいいですね。若い子たち同士でコミュニティを作って仲良くするだけじゃなくて、先輩や上司たちに“可愛がられる”ように考えるとか。やっぱり可愛いと、余計に色々と教えたくなるじゃないですか。そういう時代じゃないとは感じますけど、可愛がられるのが上手いと実際に得できるんです。媚を売るとかじゃなくて、上手い人間関係づくりをしようという姿勢は大事だと思います。
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あと朝長さんが言うように、素直さ・謙虚さ・感謝力が無いと人は成長できないと思っています。素直に“今はこんな自分だけど、変わりたいんです!”とか“人生もっとこうしていきたいんです!”とか言われると、自分は“よし!一緒に変わろうぜ!”ってすぐ共鳴しちゃいます(笑)

そうしてまずは個を磨いていこうという想いを、僕は「ほたる」という店名にも込めました。自分が強い光を放てるようになって、みんなで共鳴すればより大きく光り輝ける。技術力だけじゃなくて人間力も磨いて成長して、人として輝ける環境がO・B・Uにはあります。そうした環境で成長したいチャレンジ精神のある方は大歓迎です!」

◎入社6年目社員からみたO・B・U

最後に、社員さんにO・B・Uでの仕事について聞きました。インタビューをしたのは「MOKKEI」で働く徳山さん(26歳)。18歳からアルバイトでお店に立ち、21歳で入社して勤務6年目です。
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−入社の決め手は何だったのですか?

徳山さん:「最初は大学生っぽいバイトをしたいという理由で、たまたまグルメサイトで見つけたお店がここだったんです。その時は朝長さんが店長をしていたんですけど、店舗の人が真剣に楽しそうに働いていて、そういうチームに惹かれました。バイトを続けるうちに“ここでもっと働きたい”と思うようになったんです。

それで福岡大学を辞めてO・B・Uの社員になりました。入社した時にはO・B・Uで具体的に何かやりたいとか、店長になりたいとかはありませんでした。“こういう人たちみたいになりたいな、この人たちが考えていることを具体化していきたいな”と思って。なにより店舗の人たちがカッコイイんですよね。

店舗を良くすることが会社を良くすることにもなるし、また地域を良くする社会貢献にもなると教えられて。みなさん想いを語ってくれるんですけど、“そうは言っても本当なのかな?”って思うじゃないですか。でも実際に行動がそうなんですよ。それはミーティングとかだけじゃなくて、プライベートでも。仲間意識もすごく強いのを感じました。一緒に飲みに行ったりとか遊びに行ったりとかしてくれて。だから仕事以外でも“この人はこういう人なんだ”というのが分かるんですよ」

−徳山さんが今挑戦しているのはどんなことですか?

徳山さん:「後輩指導です。先輩に教えてもらった経験が自分の中で基準になっているので、それに挑戦するのがやりがいになっています。大事にする部分は守りながら、自分なりに工夫をして。
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会社の制度とかは、先輩たちが“もっと会社をよくしよう”と取り組んでくれているのをすごく感じるので、僕は現場を良くすることを今は考えたいと思っています。日々の改善もまだまだ突き詰めています」

−O・B・Uは“世界一就職したい会社”を目指していますが、今はどれくらい実現していると感じますか?

徳山さん:「まだまだ世界一ではないと思います。でも絶対になれると思います!O・B・U の“Be Happy”という合言葉でみんながキラキラしていれば、いずれ実現できるはずです。」

−O・B・Uで働くことを考えている人にメッセージを頂けますか?

徳山さん:「O・B・Uには仲間がいるし、やりがいがあります!自分は大好きです!」

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全国・海外へも届けられる糸島ブランド『またいちの塩』。つくり手と人々をつなぐ架け橋に。飲食・物販部門スタッフを募集! https://www.tobiume.org/2588 https://www.tobiume.org/2588#respond Mon, 16 May 2016 10:42:58 +0000 https://www.tobiume.org/?p=2588 ▼糸島という地での塩づくり

福岡市街地から車で一時間ほど、県西部に位置する糸島半島の中でも最西端、まさに突端(とったん)にある製塩所「工房 とったん」。ここでつくられているのは、『またいちの塩』という名で、全国ひいては海外にも知られるブランド塩です。
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糸島半島の西の海岸線を走りぬけ、車がやっと一台通られるくらいの砂利道を進んだ先に、その工房はあります。

敷地手前には、軽食やプリンの小さな店舗、続いて海水を煮詰めるための工房があり、いちばん奥・半島の最先端には、見上げるほど大きな塩田が…。堅強そうな木で組まれた塩田には、竹の枝がいくつもつるされていて、海水が細い線を伝ってきらめき落ちてくる様子を、美しいと感じずにはいられません。

「海風がひどいと煽られて飛んでいっちゃうんですよ。塩害だってあるし、つくって飛んで、つくって壊れて、またつくっての繰り返し。今日だって、ウッドデッキの工事中です。まあ、この立地ですからね。」

そんな大変そうなことをカラリと笑って話すのは、『またいちの塩』をつくる新三郎商店株式会社の社長であり、ここの塩守でもある平川秀一さん。
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福岡市出身の平川さんは、世界各国で料理人としての経験をつんだのち、26歳のときに製塩の世界へ―…。全国的にも珍しい立体式の塩田は、その仕組みはもちろん美しい意匠にも感銘を受けるのですが、これらの建物すべてをつくるところから塩づくりをはじめたというから驚きです。

「料理人から製塩業に転身したという感じではなくて、〝日々、美味しいものをつくろう〟ということをただ続けているんです。美味しい料理には、美味しい素材が必要で、そうやって因子分解していった先に塩があっただけ。『またいちの塩』をはじめたのは、ちょうど塩の専売法が解禁になったタイミングでしたが、〝塩であててやるんだ〟という気持ちでもなくて、〝とにかく美味しいものをつくり続けよう〟という気持ちで取り掛かりました。ただ、おもしろいものがつくれそうな予感がしたし、しっかりやれば、納得のいくものがつくれるとも思いましたね。」

塩づくりには、素材となる良質な海水と、一日通して塩田に日が当たり続ける南向きの立地が必要不可欠。九州の北部に位置する福岡県では、南向きの立地そのものが珍しく、このふたつの条件を満たす場所と出会えたことが、平川さんの塩づくりを後押ししました。

半島の地形がもたらす稀有な場所と〝良い海水〟。塩づくりにおいて良い海水とは、目に見えて綺麗で、それでいて養分が豊かであること。ミネラル分の多さなどが、塩の〝美味しさ〟を支えるのだそうです。工房の近くでは牡蠣の養殖が盛んで、それもこのあたりの海が養分的に豊かであることを示しているのだとか。
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「牡蠣がよく育ち太るには、豊富な養分が必要です。このあたりの山が国定公園に指定されていて、手つかずの自然が残っていていることが、海にとっても大きいんですね。人が手を加えた山では杉や檜が多く、落葉せずに土がやせてしまいますが、ここら一帯では様々な樹木の枯葉が落ちて山を豊かにしてくれる。山の養分は渓流を下り、やがて海へと流れ込みます。豊かな海では海藻類が育ち、生き物が集まり、自然のサイクルが生まれる。話を塩に戻しますが、つまりは、海が豊かになること=塩の原料となる海水がおいしくなる、ということなんです。」

そんな話を聞いて視線を上げると、新芽萌える春の山が悠然と佇んでいました。山を彩る緑の濃淡は、そこに様々な樹木が茂っている証拠。大きな自然の営みに育まれた豊かな海で、『またいちの塩』はつくられているのです。

▼おいしい塩をつくる、そのもう一歩先へ

実は、福岡移住計画での『またいちの塩』の求人は、今回が2回目。前回は、新三郎商店株式会社として塩づくりに関わる全体的な募集でしたが、今回の求人は、飲食と物販を中心とした業務が対象になります。

勤務地となるのは、工房から車を走らせて30分のところにある、ゴハンヤ『イタル』/喫茶店『Sumi Cafe』/塩の販売店『季節屋』の3店舗。これらは、「製塩のみならず、つくった塩をさまざまに表現して、人に届けたい」そんな思いで展開されている複合施設です。そして、「丹精込めてつくった塩を、もっとおいしく楽しむにはどうしたらいいか」、平川さんの探究心の目下の矛先でもあります。
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「築130年のすばらしい建物との出会いがあって、そこからこの3店舗の構想を練りました。古い建築物のメンテナンスには時間もお金もかかるだろうなとは思いましたが、手を入れればきっと素晴らしい空間に生まれ変わると思ったんです。塩づくりの合間を縫いながら工具を握って、一年間の改装期間を経て『イタル』と『Sumi Cafe』をオープン。一時休業していた期間もありましたが、販売店の『季節屋』を加えて2014年の秋にリスタートしました。」

現在、『イタル』は毎週金・土・日、『Sumi Cafe』は、毎週日・月・火と曜日を限定して営業中。店を開けばニーズがあるのに、開けないのは、人材不足の問題ということで…。

「今は、僕も『イタル』に料理人として入っています。組織として大きく成長するためにも、本当はひとつひとつの施設を信頼できる人材にまかせられることが理想です。一つひとつの店舗がしっかり稼動して体力をつけていけるように、新たな仲間を募集したいと思っています。」
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―仕事内容はどんなものになりますか?

「飲食店での調理、接客、商品の販売やイベント企画など…。今ある仕事にこれからやっていきたいことも加えると、挙げればきりがありません。なので、まずは『またいちの塩』で働いてみたいという強い興味がある方に来ていただければいいと思っています。もちろん、なんでもできるマルチな方がきてくれれば嬉しいですが、熱量さえあれば〝これから勉強したい〟〝経験をつみたい〟という方も大歓迎。幅広く、3名ほど募集します。」

経験不問。募集条件は、『またいちの塩』に強く心惹かれる気持ちや、わくわくする予感を持っていること。

「糸島は、身近に鮮度の高い素材がたくさんあります。たとえば、料理人なら、新しい素材を見つけることを楽しんだり、どんな風に提供するか考えてわくわくしてほしい。ルーティンの仕事はなにひとつないので、自由だけどその分、目的意識が必要です。指示を待たれるのは辛いですが、こういったことがしてみたいとか、熱い心にはいくらでもチャンスを与えられると思いますよ。」

提供の場である『イタル』や『Sumi Cafe』、『季節屋』で働く人々が、〝ここにしかないものをつくっている〟という誇りをもって、塩を扱ってくれるのは、工房で働くスタッフにとっても嬉しいこと。「僕も含め、実際に塩づくりに携わる人間は、自分たちでつくっているからこそ、塩の魅力を口にすることがむずかしい」と平川さんは話します。自分の口で言ってしまうと手前味噌になる気もするし、汗をかいてつくっているからこそ言葉にした瞬間に軽くなってしまう気もするのかもしれません。
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※『Sumi Café』外観

飲食・販売部門において強力な語り部、表現者が増えれば、『またいちの塩』の大きな大きな力になるはず。平川さんの熱い思いをたくされ、工房を後にしたのち、実際の勤務地となる場所へと向かいました。

▼『またいちの塩』がプロデュースする3つのお店

山肌をすべるおりる風が心地よく、緩やかな山容と広がる田畑がおだやかな景色を織りなしている。今回の受け入れ先となる3店舗があるのは、そんな田園風景の中です。訪れた日は、春の陽気。せまるような新緑と菜の花の黄色が景色を色づかせていました。

ここの顔ともいえるのが、ゴハンヤ『イタル』です。地元で採れる素材を活かした和食屋さんで、メニューのいちばん人気は、『またいちの塩』をふんだんにつかった鯛の塩釜焼きと羽釜で炊いたご飯の定食。『イタル』の玄関に続くアプローチの左手に喫茶店『Sumi Cafe』、右手に販売店『季節屋』があります。
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「海縁の『とったん』とはまた趣が違って、ここはおだやかでしょう。糸島といえば太陽輝くビーチサイドのイメージが強いかもしれませんが、山手のほうもなかなかいいんですよ。」

蝶ネクタイをきゅきゅっと締めなおしながら、朗らかな笑顔で対応してくれたのは、喫茶店『Sumi Cafe』で店長を務める丸山太朗さん。ご自身も、昨年の夏からこちらでの勤務を開始したばかりということで、入社の経緯なども踏まえてお話を聞かせていただきました。
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「この夏で、働きはじめてちょうど一年になりますね。その前もずっと飲食業に携わってきましたが、実は『Sumi Cafe』にくる前は、このまま同じ仕事を続けるかどうか悩んでいました。当たり前と言われればそうですが、飲食業というのは、朝が早くて夜も遅いのが常。でも、結婚して子どもができて、家族の時間が持てなくなって、これはいかんと思ったんです。子どもと自分の生活スタイルがちぐはぐで、なかなか顔をあわせて過ごす時間がない。見るのは寝顔ばかりで、あるとき出勤しようとしたら、〝いってらっしゃい〟ではなくて、〝また来てね!〟と言われてしまったことがあって…父親としては痛い一言で、働き方を見直そうと本気で思いましたね。」

日に日に成長していく子どもたち…見逃せない瞬間であふれているこの時を大切にしたい、仕事を変えてでも家族の時間を持ちたい、そう思っているときに、『Sumi Cafe』の店長として働いてみてはどうか、という話が舞い込んできました。
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※『Sumi Café』店内

「僕としては願ってもない話でした。ここでの勤務なら、16時半ラストオーダーで、17時にはクローズ。それまでの職場と比べて、勤務時間は圧倒的に短くなりました。仕事終わりにプライベートの時間が持てるし、なにより子どもと一緒に晩御飯が食べられる!忙しいと摩耗してしまうけれど、ここには仕事も日常も楽しむことができる余白があります。幸せって人それぞれだとは思いますが、僕はここにきて日々幸せだなあと感じる瞬間が増えたんですよね。」
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〝料理人は創作する仕事〟。1日の余白が仕事にもいい影響を与えていると丸山さんは話します。現在、住まいは福岡市内で、『Sumi Cafe』へは車で通勤しているそう。スローライフや自然環境が注目される糸島ですが、福岡市に接した西隣のまち。市内に住んで糸島へ通えば、街の暮らしと豊かな自然の両方をいいとこどりすることもできます。

「〝田舎暮らしをするぞ!〟と、意気込まなくても、自然に近い環境で暮らしたり働いたりすることができるのは、福岡の大きな魅力です。家族、とくに成長過程の子どもがいると、学校や買い物、病院なども暮らしにおいて大切な要素ですよね。その時々でベストな生活環境というのは変わっていくとは思いますが、それを選ぶことができる、選択肢が十分にあるというのは、これから福岡に移住を検討される方にとってもいいことだと思います。」

▼3店舗がそれぞれに個性を発揮して

形態の違う3つのお店がせっかくひとところにあるのだから、もっと回遊を促進できるように、そしてここでの滞在時間をもっと長く、もっと楽しんでもらえるように…。「新しい仲間が増えても、やること・やりたいことは山ほどある」と丸山さん。
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「ここで働くには、なによりもまず自然が好きなこと、自然と折り合えることが大切です。そして、飲食や接客、販売を兼務することもあると思うので、そんな環境を楽しいと思える方が合っているんじゃないかなと思います。『Sumi Cafe』の2階は、今、雑貨屋として準備中。スタッフが常駐してしっかり運転していくことができれば、またここに新たな顔が生まれることになるので、販売スタッフも必要ですね。今は組織が小さいだけに、みんながみんなプロフェッショナル。料理もできて、ホールもできて、中にはお菓子もつくれちゃうようなスペシャリストもいます。現在のメンバーとも刺激しあって、いい化学反応を起こせるような、そんな方に来ていただけると嬉しいです。」
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ところで、『またいちの塩』の会社名である新三郎商店にはじまり、『イタル』、『Sumi cafe』などの屋号は、すべて平川さんの先代から名前からもらってつけたものだそう。ルーツを大切にするオーナーの思い、『またいちの塩』の物語、それらに共感して同じように大切に思える、そんな仲間の応募を、全国からお待ちしています。

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