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接客・製造・販売・運営

博多唯一の造り酒屋”石蔵酒造”で、伝統のつなぎ手に。正社員を募集!ここにしかない仕事があります。

石蔵酒造株式会社

▼目標は柔軟に変化しながら、歴史をつなぐこと

風合いのある白壁土蔵に、見上げると赤レンガの煙突…。福岡の都心にもほど近い博多区堅粕にあって、地元の人から”博多百年蔵”の愛称で親しまれているのが、今回の取材先〝石蔵酒造株式会社〟です。今では、博多に唯一残る造り酒屋であり、明治の面影を残して、歴史の情緒を感じさせるような建物は、国の登録有形文化財にも指定されています。

「当社は“日本一変わった造り酒屋”と思っています。博多の地で日本酒を造り続けている唯一の会社であると同時に、文化的・歴史的にも価値のある酒蔵を活用して、ブライダル事業や飲食事業、イベント事業、物販事業なども行っています。」

お話してくれたのは、石蔵酒造の専務取締役である石蔵利憲さん。

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「この30年で、日本人が飲む日本酒の量は半分以下になり、日本酒メーカーを取り巻く環境も大きく変わってきました。ただ、最近では‘吟醸酒’や‘純米酒’等の手間ひまをかけた良質なお酒については、若い方や女性も含めて愛飲家が増えています。日本酒造りは、麹菌と酵母の力を借りてお米を発酵させて醸し出す、日本人が培ってきた技であり、文化です。私たちは博多に残る唯一の造り酒屋として、博多の醸造文化を継承していきたいと考えています。それから私たちは、国の有形文化財であり、今では結婚披露宴やご宴会場・イベントスペース等にも活用されている「博多百年蔵」の運営管理者でもあります。都心に残る歴史ある大規模木造建築で、沢山の方々に親しんで頂いているこの建物を守っていくことも大切な使命と考えています。」

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そう、石蔵酒造が運営する「博多百年蔵」では、結婚式を挙げることもできるというから、驚き!年間の施行数は、約100組。参列の方を含めると、一年に数百組の家族とのつながりが生まれていることになります。さらに宴会で訪れる2万人、ランチの利用者もあわせると、年間4万人もの人が、さまざまな形で、博多百年蔵の中で食事をとり、そしてそこで造られるお酒を楽しむ計算に。
▽ブライダルの特設サイトも素敵ですので是非ご覧ください。
http://www.sakagura-wedding.jp

石蔵酒造の前身は今から400年以上前に博多の地で商いを始めた“石蔵屋”。当初は海運業が主な事業で、酒造業に参入したのは約150年前。そしてここ20年程で、小売業・飲食業・ブライダル事業等も行うようになっています。

「時代に合わせて変化し続けるというのが、私たちの会社のやり方です。この地でお酒造りを続けていくというのは変らない柱ですが、会社の形や働き方は、時代にあわせて変化していくべきものと考えています。20年程前には、大きな小売スペースを設けて、観光バスのお客さまを誘致した時期もありました。飲食業を始めたのは、今から10年ほど前です。ランチから始まり、宴会事業に発展し、今では披露宴まで行っています。」

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変化のきっかけは、いずれも”お客さまの声”だった、と石蔵さん。「こんな素敵な建物の中なら、ぜひここで食事がしたい」「ランチが出来るなら、宴会は?」「天井も高いし、イベントホールに」「この特別な場所で、結婚式が挙げたいです」。そういった声をひとつひとつ拾って、お客さまに喜んでもらえそうなものを選びながら、チャレンジを積み重ねてきたそう。その結果が、今の博多百年蔵の姿。

▼五感を研ぎ澄ませて、微生物と向き合う日本酒造り
笑顔と真心で、お客様と向き合うおもてなし

―酒造り、物販、宴会、婚礼とさまざまな面を持つ石蔵酒造で、今回はどんな業種の募集になりますか?

「今回の募集は、特定の業種や職種の募集としては考えていません。当社はお酒の製造から、最終消費の場の提供まで行っています。当社は小さな会社ですが、製造業者であると同時にサービス業者でもあります。今回の募集は、そんな当社の業務の全般に正社員として関わっていただける方です。まずは製造業者として日本酒造りの基本を学んでいただきます、そして、宴会やブライダル事業の現場にも入っていただきます。お酒造りは大変奥深い仕事ですし、宴会や披露宴では協力会社やアルバイトの方たち、婚礼の場合では20~30人のチームをまとめるキャプテンの仕事を担うこととなります。お酒造りから、接客チームのとりまとめまで・・・こんな仕事をお願いする会社はおそらく日本中で当社だけだと思います。当社自身が時代にあわせて柔軟に変化をしていきたいと考えているので、求める人材にもいろいろなことに柔軟に対応できる方が望ましいですね。」

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―酒造りも宴会も、とは、かなりマルチなスキルが求められますね。お酒造りは、どうしても〝職人さんの仕事〟というイメージがありますが、やはり経験があったほうがいいのでしょうか?

「いえ、むしろそうでないほうがいいです。私どもが求めているのは、職人さんではなくて、新しい業務も柔軟に吸収できて、製造業・サービス業両面に関わっていける方。お酒や伝統文化に興味があれば、まっさらな状態でも大丈夫です。製造業者としての細やかさ、接客業者としては明るさ、そのバランスがとれた方ならばいいですね…。今回は、即戦力を求めているわけではなく、10年後20年後に会社を支えてくれる人がほしいと思っています。」

▼正社員のお二人に聞いてみました。
「石蔵酒造のお仕事ってどんなもの?」

今回、実際に石蔵酒造で働いている方にお話を聞く機会もいただきました!

まず、酒造部の統括である小島豊実さん。長崎県対馬のご出身で、入社29年目。対馬で煙草の卸業をしていたときに、石蔵酒造の常務と出会ったのが入社のきっかけだそう。

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「飲み会の席で常務にお会いして、〝対馬の営業所に人がほしいので、もしよかったらどうかな〟と声をかけられたのがきっかけです。お酒も好きだったし、会社のことを知っていくうちに魅かれていったというのもあって、前職を辞めて入社しました。最初の19年間は営業職だったので、売上アップのために頭と体を働かせる毎日でしたね。酒造りに携わるようになったのは、10年前。すべてが初めての経験だったので、仕込みの作業ひとつひとつが楽しかったです。自分が手を加えれば、変化していくというのがおもしろかった。間違えるとタンクひとつの酒(約900ℓ)をダメにしてしまうので、緊張感もありましたが、責任感を持って取り組むことができて、それもやりがいにつながりました」

―30年近く石蔵酒造にいらっしゃるということは、物販や飲食を始めた歴史も見てこられたわけですよね。

「今の社長が、飲食を始めたいとおっしゃったとき、一緒に飲食業界の講習へ行きました。3日間の講習で、飲物は右から、料理は左から出すとか、そういうことを学ぶところから始めたんです。これも初めての経験でしたが、素人ながら、楽しくやっていたのを覚えていますね。披露宴を始めてからは、マナーや言葉遣いが難しいなと思ったこともありました。でも、やっぱり、お客さまが喜ぶ顔が見たいし、実際嬉しいお言葉を頂戴したりもするので、宴会・婚礼は楽しい仕事ですね。」

―お客さまの言葉で嬉しかったもの、教えて下さい!

「自分がつくったお酒を〝美味しい〟と言っていただけた時は、やっぱり嬉しいですね。そこで〝自分が造ってます〟とは言えないので、喜びをかみ締めながらお酒の説明をします。だって、言ってしまえばお客さまが気を遣って、本当の感想が言えなくなるかも知れないでしょう。だから、宴会が終わった後に、〝実は、わたくしが造っております〟と打ち明けたり(笑)。あとは、披露宴のお客さまが、〝こんなに日本酒が美味しいなんて、やっぱり酒蔵にしてよかった〟などと言ってくださった時。それから、〝また来ます〟は、何度聞いても嬉しい言葉ですね」

―タイミングを見て〝造っています〟の一言をぐっとこらえるなんて、なんてスマートなおもてなし。こうして百年蔵のファンがひとり、ひとりと増えることで、これからも百年蔵を守っていくことができるということですね。

もうお一人、田中実さんは、入社3年目。アルバイトで宴会スタッフとして働いていたところ、正社員へ声をかけてもらったそう。

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「僕が、博多百年蔵を知ったのは、イベントがきっかけ。音楽のイベントをやっていて、〝酒造でコンサートをするなんて珍しいなあ〟と思ったんです。そこから興味を持って、ホームページを見たりして。ちょうどアルバイトを探していたときだったので、宴会のホールのアルバイトで百年蔵へ出入りするようになりました。1年くらいたったころ、正社員でどうかとお話をいただき、正式に入社させていただいたんです」

―正社員は、酒造りを覚えることが必須だという風にお伺いしました。ゼロから、お酒を造ることを始めるわけですが、最初は戸惑ったりしませんでしたか?

「最初は、ただただ驚きました。工程も多いし、覚えることも山ほど。でも、繊細で、しかも文化的歴史もあって、こんなに奥深いものはないなと。大変という気持ちよりも、おもしろい、もっと知りたいと思う興味のほうが大きかったですね。探究心のある方だと、すごく楽しめる仕事だと思います。接客も学ぶことは多いですが、ひとつひとつが実になっていくし、自分のスタイルというのも出来てきますよね。でもお酒造りに関しては、ゴールがない。だから、それをおもしろいと思える人にはぴったりだと思います」

―仕事でやりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

「酒造りもおもしろいとしみじみ感じていますが、やりがいを感じる〝瞬間〟となると、やはり、自分のつくったお酒を実際お客さまに飲んでいただいて、さらに褒めていただけたときでしょうか。やっぱり、人に喜んでもらうのがうれしいですから。」

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―現役の造り酒屋であること、そして、それを提供できる場所を持っていること。現在の百年蔵の柱となるこの二つの要素が、ここでしかできない仕事、ここでしか得られない喜びを生み出しているんですね。

最後に石蔵さんにも酒造り、博多百年蔵で働く魅力を教えてもらいました!

「”酒造り”と言っていますが、正確には、酒は、麹や酵母などの微生物に〝つくってもらっている〟んです。人間は、それらがうまく育つような環境をコントロールしているだけ。たとえば、酵母は15度~20度で活発に育ちますが、たとえば8度など少し厳しい環境へおくと、不思議と香りがでてきます。先人の知恵でもあり、最近は科学的に証明されていることも多いですが、いろんな変数を見ながらお酒ができる環境をつくります。自然との共同作業というか、酒造りの一端を担わせてもらっているという感覚でしょうか。仕事であると同時に伝統文化でもあるので、自分の作り方・スタイルを築こうと思うと、一生かかる、もしくは一生かかってもできないかもしれません。奥深くて、おもしろい仕事ですね。それになにより、百年蔵の場合は、自分がつくったお酒を実際に提供できる、すばらしい場所がある。造り手が、消費者の喜ぶ顔まで見届けられると言うことは贅沢なことです。例えば、婚礼では、一度に100人のお客さまに喜んでいただけることだってある。ここで働くこと、それによって得られる経験は、どこにもないすばらしいものだと、誇りを持って言えますね。」

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会社名
石蔵酒造株式会社
募集期間
〜2月13日(土)
※定員に達した場合、期限前より打切らせていただきます。
採用人数
1〜2名
募集職種
運営全般に関わる仕事
雇用形態
正社員
勤務地
福岡県福岡市博多区堅粕1丁目30-1
勤務時間
原則10:00~19:00
(早番8:00~17:00、遅番12:00~21:00)
給与
年収300万~450万(残業代・賞与込み)
※年齢・能力による
福利厚生
交通費支給(会社規定による)
社会保険完備
住宅補助
休日休暇
シフト制(年間96日+有給10日)
盆3日間、正月3日間
仕事内容
日本酒の製造、飲食業務の統括、イベント運営などをシームレスに
応募資格
特になし
但し、長期勤続によるキャリア形成の観点から原則20歳〜35歳以下
選考プロセス
STEP-1.本サイトへお申込み
STEP-2.書類選考(履歴書)
STEP-3.面接、筆記試験(一般常識・特性分析)
備考
【選考基準】
柔軟性があるかどうかなど、特性重視
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この記事を書いた人

藤井優子
山口県下関市出身。 福岡でタウン誌の編集を経て、フリーライターに。主に暮らしや結婚などライフスタイルにまつわる媒体に携わる。糸島市HPにてコラム「糸島くらし」、福岡R不動産サイト「移住者インタビュー」などを連載。